【神戸ルミナリエの終点側にある快速停車駅】
JR神戸線元町駅は神戸市中央区にある。三ノ宮、神戸と並ぶ神戸市の中心駅の一つだが、快速のみが停車し、新快速は通過する。神戸南京町や神戸ルミナリエの終点になっており、ルミナリエ開催時などには多くの人で賑わう。阪神元町駅が駅南側にあり、特急も停車し競合しているが、JRの快速も十分速いので、阪神よりも優位に立っている。電車はデータイムに快速4本、普通8本が運転されている。平日朝ラッシュ時上り7時台には快速6本、普通12本運転されている。平日夕方ラッシュ時下り18時台には快速4本、普通8本が運転されている。
元町駅は1934年7月20日に国鉄東海道本線三ノ宮~神戸間に新設開業した。1936年4月1日に急行電車の停車駅となった。JR発足後1995年1月17日阪神淡路大震災により営業を休止した。同年2月20日に灘~神戸間の復旧により営業を再開した。2003年8月16日にエレベータが設置され、同年11月1日からICOCAなどICカードの利用が可能になった。
駅構内は高架ホーム2面4線で、複々線区間にあるため、通常時は外側線はロープで仕切られている。ホーム有効長は20m級車両12両分ある。
上り線の北側には阪急神戸高速線が走っており、当駅付近にて地下へと潜る。
ホームから改札がある地上へは西改札側にエレベータが設置されている。
改札は2ヶ所で有人改札になっている。東改札は三ノ宮方にあり、ICカード対応の自動改札機、自動券売機、自動精算機が設置されている。
東改札にはみどりの窓口、みどりの券売機が設置されている。
西改札も有人改札で、ICカード対応の自動改札機、自動券売機、自動精算機が設置されている。
西改札はみどりの窓口はなく、みどりの券売機が設置されている。
出口は4ヵ所で、東改札の南北、西改札の南北に出られる。東改札の南口がメインで、メリケンロードを下ると大丸神戸店などがあり、三宮から続くセンター街の西端があり、さらに西側には元町商店街が延びており一大繁華街になっている。
北口は山手方面へ向かう鯉川筋に沿っている。
西改札の南口の前には阪神元町駅が入るWINS神戸がある。南側には元町商店街があり、その南側には南京町がある。
元町 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2018年度 | 41,888 | 21,382 | 20,506 | 51.0% |
2008年度 | 48,787 | 22,048 | 26,738 | 45.2% |
対08年度比 | 85.9% | 97.0% | 76.7% |
元町駅の2018年度1日あたりの乗車人員は41,888人で、うち定期利用者は21,382人となっている。定期比率は51.0%で、定期利用者は5割強となっている。10年前の2008年度と比較すると全体で14.1%減、定期利用者は3.0%減、定期外利用者は23.3%減となっている。