【関西各駅探訪第1004回】伊賀鉄道伊賀線市部駅

市部

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【駅周辺は田畑しかないがゆめが丘への最寄駅】

伊賀鉄道伊賀線市部駅は三重県伊賀市にある。駅周辺は交通量が多い道路と川に挟まれており、周辺には田園地帯が広がっている。少し離れた東側にゆめが丘住宅があり、ゆめぽりす伊賀などの施設もある。電車は終日毎時2~3本の運転で、毎時2本の運転が確保されているが、運転間隔は行き違いなどの都合から一定していない。市部駅は1926年5月25日に伊賀鉄道の駅として開業した。同年12月19日に伊賀電気鉄道に社名変更された。1929年3月31日に会社合併により大阪電気軌道伊賀線の駅となった。1931年9月30日に路線譲渡により参宮急行電鉄の駅となった。1941年3月15日に大阪電気軌道が参宮急行電鉄を合併し、関西急行鉄道となり、同社の駅となった。1944年6月1日に戦時統合により近畿日本鉄道の駅となった。1945年6月1日に営業を休止、戦後の1947年10月21日に営業を再開した。2007年10月1日に近畿本鉄道から経営分離されて伊賀鉄道伊賀線の駅となった。

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駅構内はホーム1面1線で、ホーム有効長は20m級車両2両分ある。

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改札はなく、無人化されており、車内精算で乗降する。

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ホームには小さな待合室があるだけで最低限の設備だけを持つ駅となっている。

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ゆめぽりす伊賀前の副駅名も付けられている市部駅。

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サイクルトレイン用の簡易的なスロープが階段の脇に設置されている。

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駅周辺は西側を国道422号線青山街道が走り、東側には木津川の支流が流れているため、駅周辺は非常に狭く、交通量の多い国道に出るか、踏切と小さな橋を渡って田園地帯に出るしかない。

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東側には田園地帯が広がっており、小高い丘陵地にゆめが丘住宅などがあるが、駅からは少し離れている。駅周辺の風景はまさに伊賀の里といった風情である。

市部 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2017年度 123 95 28 77.1%
2007年度 50 42 8 84.2%
対07年度比 247.1% 226.2% 358.1%  

市部駅の2017年度1日あたりの乗車人員は123人で、うち定期利用者は95人となっている。定期比率は77.1%で、定期利用者が8割近くを占めている。10年前の2007年度と比較すると全体で147.1%増、定期利用者は126.2%増、定期外利用者は258.1%増となっており、大幅に増えている。

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