【周辺に農業用ため池が見られる田園地帯】
近鉄天理線前栽駅は奈良県天理市にある。天理の一つ手前の駅で、天理教関係の団体列車の通過も多い。急行以下定期列車は全ての電車が停車する。電車はデータイム毎時3本の運転。平日朝ラッシュ時6時台には5本、7時台には4本が運転されている。平日夕方ラッシュ時19時台には急行1本、普通3本が運転されている。前栽駅は1915年2月7日に天理軽便鉄道の駅として開業した。1921年1月1日には大阪電気軌道天理線の駅となり、1922年4月1日に電化と標準軌への改軌が行われた。1941年3月15日に関西急行鉄道、1944年6月1日に近畿日本鉄道の駅となった。1988年2月11日に二階堂から天理までの複線化が完成した。2007年4月1日からICカードの利用が可能になった。
駅構内はホーム1面2線で、急行停車に備えてホーム有効長は6両分ある。
ホームから改札へは地下道で結ばれている。
改札は1ヶ所で、有人駅になっている。カード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。
出口は1ヶ所で駅南側に出られる。駅前の道路は狭く、バスや車の乗り入れはできない。
前栽 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2017年度 | 1,631 | 1,050 | 581 | 64.4% |
2007年度 | 1,347 | 837 | 510 | 62.2% |
対07年度比 | 121.1% | 125.4% | 113.9% |
前栽駅の2017年度1日あたりの乗車人員は1,631人で、うち定期利用者は1,050人となっている。定期比率は64.4%で、定期利用者が6割強を占めている。10年前の2007年度と比較すると全体で21.1%増、定期利用者は25.4%増、定期外利用者は13.9%増となっている。