【関西各駅探訪第1123回】近鉄名古屋線鼓ヶ浦駅

鼓ヶ浦

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【かつては鼓ヶ浦海水浴場への最寄りとして栄えた】

近鉄名古屋線鼓ヶ浦駅は三重県鈴鹿市にある。普通のみが停車する駅で、かつては鼓ヶ浦海水浴場へ行く海水浴客で賑わった。現在は通勤通学輸送が主体で、昼間は閑散としている。電車はデータイムに普通が毎時3本の運転で、平日朝ラッシュ時上り6時台には6本、7時台には4本が運転されている。平日夕方ラッシュ時下り19時台には4本が運転されている。

鼓ヶ浦

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鼓ヶ浦駅は1915年9月10日に伊勢鉄道白子から一身田町(現在の高田本山)までの延伸とともに子安観音駅として開業した。1922年10月1日に鼓ヶ浦駅に改称された。1925年9月に白子方へ300mほど移設された。1926年9月11日に伊勢鉄道が伊勢電気鉄道となり、同社の駅となった。1936年9月15日に会社合併により参宮急行電鉄の駅となり、1941年3月15日には再度会社合併により、関西急行鉄道の駅となった。1944年6月1日には近畿日本鉄道の駅となった。2007年4月1日からPITAPAなどICカードの利用が可能になった。2013年12月21日に終日無人化された。

鼓ヶ浦

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駅構内はホーム2面2線で、ホーム有効長は21m級車両6両分ある。

鼓ヶ浦

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上下ホーム間には陸橋が設置されているが、エレベーターの設置はない。

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改札は1ヶ所で、下りホーム側にある。無人化されており、ICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。

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出口も1ヶ所で、駅東側に出られる。付近は住宅地になっているが、海岸まで1kmもない。

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駅前は広く車の乗り入れも可能となっている。駐輪場も整備され、駐車場も整備されている。

鼓ケ浦 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2017年度 632 425 208 67.2%
2007年度 568 383 185 67.5%
対07年度比 111.3% 110.7% 112.3%  

鼓ヶ浦駅の2017年度1日あたりの乗車人員は632人で、うち定期利用者は425人となっている。定期比率は67.2%で、定期利用者は7割近くを占めている。10年前の2007年度と比較すると全体で11.3%増、定期利用者は10.7%増、定期外利用者は12.3%増となっている。

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