【複線分あるガータ橋は多奈川線へのかつての期待】
南海多奈川線深日町駅は大阪府泉南郡岬町にある。古びた高架駅になっており、ホームは複線化に備えた造りになっているが、施設は朽ち果てている。電車はデータイムに毎時2本の運転。平日朝ラッシュ時8時台には3本が運転。平日夕方ラッシュ時18時台には3本が運転されている。深日町駅は1944年6月1日に近畿日本鉄道多奈川線の駅として開業した。1947年6月1日に会社分離により南海電気鉄道多奈川線の駅となった。
駅構内はホーム1面1線で、ホーム有効長は21m級車両2両分ある。
かつては6両編成の急行も乗り入れていたため、ホームは長く、2両分以外は仕切りが入れられて立ち入り禁止になっている。
複線化に備えたホームやガーター橋がある。
ホームは築堤上にある。ホームから地上にある改札までは階段を上り下りする必要がある。エレベーターの設置はなく、バリアフリーには対応していない。
改札は無人化されており、ICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。
出口も1ヶ所で、駅北側にのみ出られる。駅前には駐輪場がある。
小さな駅前広場はあるが、駅前を国道752号線が走っているため、駅周辺へはこの道路を渡らなければならない。
複線化に備えたホームには階段も設けられており、夢の跡を見ることができる。
深日町 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2017年度 | 249 | 193 | 56 | 77.5% |
2007年度 | 331 | 241 | 90 | 72.8% |
対07年度比 | 75.2% | 80.1% | 62.2% |
深日町駅の2017年度1日あたりの乗車人員は249人で、うち定期利用者は193人となっている。定期比率は77.5%となっており、8割近くが定期利用者となっている。10年前の2007年度と比較すると全体で24.8%減、定期利用者は19.9%減、定期外利用者は37.8%減となっており、20%以上減少しており、利用者減が激しい。