関西各駅探訪第99回~北大阪急行千里中央駅~

【吹き抜け構造の地下駅が特徴の北急のメインターミナル】

千里中央

千里中央

北大阪急行千里中央駅は、大阪府豊中市にある。現在は北大阪急行の終点で、将来的にはここから新箕面までの延伸計画がある。大阪モノレールと連絡しているが、乗り換えはあまり便利とは言えない。

千里中央駅は1970年(昭和45年)2月24日に北大阪急行電鉄南北線の駅が仮設駅で開業した。同年9月14日に万博への会場線が廃止され、現在の駅が正式開業した。1990年(平成2年)6月1日に大阪モノレール本線の当駅から南茨木までが開通し、連絡駅になった。2017年(平成29年)9月9日にホームドアが設置された。

千里中央

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北大阪急行の千里中央駅は地下駅で、1面2線の構造となっている。引き上げ線などの設備はなく、電車はそのまま折り返す。

千里中央

千里中央

改札は4ヶ所あり、北改札、中央改札、南改札がある。ホームから改札までは吹き抜け構造になっており、改札からホームの電車を見下ろすことができる。また、改札付近は地下街になっており、飲食店が建ち並んでいる。

千里中央

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北改札はせんちゅうパルなどの専門店街の下に位置しており、千里中央の中心部に近い。

千里中央

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中央改札は北と南に分かれており、千里阪急百貨店に近い。

千里中央

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千里阪急百貨店にほど近い中央改札から阪急百貨店方向を望む。

千里中央

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南改札はショッピングセンター千里セルシーに近く、大阪モノレールへの乗り換えも当改札からが便利である。改札付近には飲食店が建ち並んでおり、ビルの中ながら下町風情のような風景が広がっている。

千里中央

千里中央

バスターミナルは駅西側にあり、行き先によっては、東側にバス停があるものもある。阪急バスの独壇場で、各方面への路線が発着している。高速バスや夜行バスの発着もある。

2014年度の千里中央駅の1日あたりの乗車人員は45,727人で、うち定期利用者は20,700人となっている。定期比率は約45%で、ICカードの普及などにより定期利用者は減少している。とはいえ、千里中央駅に限っては、10年前の2004年度の定期比率も47.6%だったので、昔から定期比率は高くない。沿線から千里中央周辺へショッピングなどに訪れる利用者が多いということだろう。北急の運賃が安いのも定期外利用者が多い要因かもしれない。

1109F

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北大阪急行のデータイムダイヤは、8分毎の運転で、毎時7~8本の運転となっている。等間隔での運転だが、60分で割り切れないため、発車時間はまちまちである。平日朝ラッシュ時ダイヤは、7時台が14本、8時台が12本の運転で、ピーク時は3~4分毎の運転となっている。平日夕方ラッシュ時は、17時台、18時台が5分毎の運転で毎時12本が運転されている。最終電車は千里中央着がなかもず発23時23分で、この電車は梅田を23時56分に出る。千里中央発の最終は、23時48分の江坂行きで、この電車は江坂でなかもず行き最終に連絡している。千里中央から御堂筋線直通の最終は23時30分のなかもず行きとなる。

  

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