【関西各駅探訪第573回】山陽電鉄本線藤江駅

藤江

【S特急も停車する2面3線の駅】

山陽電鉄本線藤江駅は兵庫県明石市にある。かつて運転されていた急行の停車駅で、現在は朝夜に運転されるS特急が停車する。藤江駅は1923年8月19日に神戸姫路電気鉄道の駅として開業した。1927年4月1日に宇治川電気の駅となり、1933年6月6日に山陽電気鉄道の駅となった。1928年には藤江競馬場利用者専用の駅を現在地付近に臨時駅として設置した。1938年には藤江競馬場廃止により臨時駅も営業休止となった。1943年に休止中の臨時駅を藤江駅として、旧駅は廃止することになった。1949年4月15日には急行停車駅となった。1987年12月13日ダイヤ改正で新設されたS特急の停車駅となった。

藤江

駅構内はホーム2面3線で、上り線側に待避線があり、下り線側は対向式ホームとなっている。ホーム有効長は18m級車両4両分ある。

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駅舎は上りホームの北側にあり、下りホーム、上りホームとも駅舎へは構内踏切で結ばれている。

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改札は1ヵ所で、無人化されており、ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。

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出口も1ヵ所で北側にのみ出られる。駅前は区画された駐輪場などはなく、雑然と自転車が並べられている。

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駅周辺は非常に狭く、バスの乗り入れはないが、駅南側にはバス停があり、神姫バスやTACOバスの路線が乗り入れている。

藤江駅の2016年度1日あたりの乗車人員は1,697人で、うち定期利用者は1,066人、定期比率は62.8%となっている。10年前の2006年度と比較すると全体で19.8%増、定期利用者は36.9%増、定期外利用者は1.1%減となっている。

  

鉄道コム

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