【南側には須磨海岸とJR神戸線須磨駅がある】
山陽電鉄本線山陽須磨駅は神戸市須磨区にある。JR神戸線須磨駅と競合しており、南へ徒歩3分ほどの距離にある。直通特急以下全ての電車が停車する駅で、昼間時は普通車の半数が当駅止まりとなっている。
山陽須磨駅は1910年(明治43年)3月15日に兵庫電気軌道の須磨終点駅として開業した。1912年(明治45年)7月に現在地に移転の上、須磨駅に改称された。同年7月11日に兵庫電気軌道が一ノ谷まで延伸され、中間駅となった。1913年(大正2年)5月11日に兵庫電気軌道が一ノ谷から塩屋(現在の山陽塩屋)まで延伸された。1917年(大正6年)4月12日 に須磨駅前に改称された。1927年(昭和2年)4月1日に宇治川電気により合併され、同社の駅となった。1933年(昭和8年)6月6日に宇治川電気の鉄道部門が分離され、山陽電気鉄道の駅となった。1943年昭和18年)に電鉄須磨に改称された。1945年(昭和20年)2月1日に上り線のみ高架化された。1947年(昭和22年)2月6日に下り線も移設し、高架化された。同年8月 – 上下副本線と折り返し線が設置され、高架化完成した。1957年(昭和32年)9月に特急停車駅となった。1967年(昭和42年)11月にホームが延伸された。1968年(昭和43年)4月7日に神戸高速鉄道が開業し、阪神・阪急からの乗り入れ列車が停車するようになった。1969年(昭和44年)4月に駅舎を改築した。1991年(平成3年)4月7日に山陽須磨に改称した。1995年(平成7年)1月17日に発生した阪神・淡路大震災で山陽電鉄本線が不通となり、当駅も営業を中止した。同年4月9日に須磨寺から当駅までの運転再開に伴い営業を再開した。同年4月18日には当駅から須磨浦公園までの間が運転を再開した。1998年(平成10年)2月15日ダイヤ改正で、阪急からの列車が新開地以東までとなり、当駅への乗り入れが中止された。2006年7月1日からPITAPAなどICカードの利用が可能になった。
駅構内はホーム2面4線で、ホーム有効長は18m級車両6両分ある。
山陽姫路方には渡り線が設置されている。
ホームから改札がある地上へは階段が設置されているだけで、エレベーターは設置されていない。
改札は1ヶ所で、有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。
出口は1ヶ所で駅南側に出られる。目の前には国道2号線が走っており、その向こう側にはJR神戸線須磨駅がある。
国道2号線上に神戸市バスのバス停がある。
国道2号線を挟んで南側にJR須磨駅がある。
山陽須磨 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2019年度 | 1,907 | 1,189 | 718 | 62.4% |
2009年度 | 1,732 | 1,016 | 715 | 58.7% |
対09年度比 | 110.1% | 117.0% | 100.4% |
山陽須磨駅の2019年度1日あたりの乗車人員は1,907人で、うち定期利用者は1,189人となっている。定期比率は62.4%で、定期利用者が6割強となっている。10年前の2009年度と比較すると全体で10.1%増、定期利用者は17.0%増、定期外利用者は0.4%増となっている。