6725F区間急行橿原神宮前
近鉄の7月3日ダイヤ変更の時刻表の掲載が始まり、ダイヤの全容が見え始めてきた。南大阪線では昼間時に大阪阿部野橋～吉野間の急行が区間急行に置き換えられ、橿原神宮前止まりとなった。吉野線へは橿原神宮前で普通吉野行きに連絡となる。これにより昼間時の閑散時間帯に南大阪線から吉野線へ直通する列車は特急毎時1本のみとなる。橿原神宮前での区間急行と普通の連絡により、吉野線普通は2両ワンマン運転を行うのではないかと見られる。また、区間急行設定により古市～橿原神宮前間の普通も削減され、古市～橿原神宮前間では区間急行と準急がそれぞれ毎時2本の運転となり、区間急行が停車しない駅では毎時2本のみの運転となる。
吉野線の場合は、通常時は区間急行と普通の連絡でも事足りるだろうが、コロナ禍が収束すると、桜が咲く時期に吉野に観光客も戻って来るだろう。その時にこのダイヤで対処できるのかは一抹の不安が残る。特急も土休日を含めて毎時1本の運転に減便された。臨時快速急行の運転で補うところはあるだろうが、定期列車の輸送力減は不安が残るところだ。
6507F急行河内長野
昼間時に増発されて一躍主力種別となった区間急行だが、従来運転されていた夜間ダイヤでは平日ダイヤで2本の運転があったが、今回のダイヤ変更で1本が急行河内長野行きに置き換えられ、夜間の区間急行は1本のみとなった。平日朝ラッシュ時上りに1本運転されている区間急行は健在だ。
