2021年1月31日に京阪本線では3000系へのプレミアムカー連結などによるダイヤ変更を実施したが、2021年秋にも減便を中心としたダイヤ変更を再度実施することが考えられている。今のところ正式な発表は出ていないが、5000系引退時期が9月頃となったことからも10月以降に何らかの動きがあってもおかしくないだろう。あるいは13030系への3000系中間車連結も含んだものとなるともう少し遅い時期になるかもしれない。
京阪では4月の緊急事態宣言以降、土休日ダイヤでは減便ダイヤを実施している。昼間に関してはさすがに減便ダイヤのような20分毎の運転では利便性が悪すぎるので、ここは現行ダイヤに近いダイヤとなるだろうが、夜間など利用者が激減している時間帯に関しては思い切った減便も考えられる。とりわけ土休日ダイヤについては平日ダイヤよりもさらに深夜時間帯の利用が少なくなっているものと思われ、現行の減便ダイヤでデータ収集を行っているものと思われる。
平日ダイヤについても閑散時間帯での利用者減もあり、普通の運転区間見直しなどが行われるのではなかろうか。現状でも枚方市まで運転している普通はあまり意味をなしていないので、普通は全て萱島まで、萱島以遠の各駅停車は準急のみとなる公算が大と思われる。
さらに踏み込んだ減便を行うなら、データイムダイヤの15分ヘッドへの回帰ということも考えられるが、こちらはあまり現実的ではない。15分ヘッドでの運転を想定すると、淀屋橋〜樟葉間で特急、準急、普通が15分毎の運転で、樟葉〜出町柳間は特急、普通が15分毎の運転となり、運転本数がかなり少なくなる。かと言って大阪近郊、京都近郊で列車を増発すると現行の本数と変わらなくなるので、15分ヘッドへの回帰は現実的ではないだろう。
ラッシュ時の減便も考えられる。現行の通勤快速急行、通勤準急を全て守口市停車の快速急行、準急に統合して、優等列車の運転本数を整理する可能性はあるだろう。