京阪本線平日データイムダイヤ【2021年1月31日変更】

3003F特急出町柳

京阪本線データイムダイヤ【2021年1月31日変更】

京阪本線平日データイムダイヤは特急、準急、普通がそれぞれ10分毎に運転されている。2021年1月31日ダイヤ変更では普通の行先や時刻が一部変更されたが、根本的な変化はなかった。
特急は淀屋橋～出町柳間の運転で、毎時6本10分毎に運転されている。8000系と3000系の8両編成が使用されており、有料車両のプレミアムカーを1両連結している。2021年1月31日ダイヤ変更前までは8000系に連結されるのみだったプレミアムカーだが、同改正で3000系への連結が実施され、データイムの特急全列車にプレミアムカーが連結されるようになった。プレミアムカーは1-2配列の回転式リクライニングシートを備えており、アテンダントが乗務し、車内検札や車内サービスを行っている。淀屋橋から中書島以遠の特急停車駅へは500円で、枚方市、樟葉までなら400円の料金が徴収される。WEB予約、購入も導入されているが、ホームでのチケットの販売はなく、特急停車駅の専用窓口でのチケット販売のみとなっている。ICカード利用なども現在のところは導入されていない。チケットレスサービスは実施されているが、キャッシュレスサービスとしては会員制になっているため、チョイ乗りを期待するにはやや敷居が高いシステムになっている。世間一般で使用されているキャッシュレスサービスなどが気軽に利用できるシステムの構築が必要だろう。これについてはプレミアムカーに限らず、普通乗車券や定期乗車券などについても同様のことが言える。

3003F快速特急洛楽

快速特急洛楽は平日上りが午前中に2本、下り夕方に2本の運転はダイヤ変更前と変わっていない。上下とも3000系を使用し、ダイヤ変更からプレミアムカーの連結を開始した。運転区間、停車駅に変更はなく、淀屋橋～出町柳間の運転で、北浜、天満橋、京橋、七条、祇園四条、三条に停車する。上りは淀屋橋発9時10分、9時40分の2本が運転され、下りは出町柳発は17時55分、18時24分の運転となっている。2021年1月31日ダイヤ変更で、上下とも所要時間が1分短縮され、上り出町柳行きは50分から49分となり、下り淀屋橋行きは51分から50分となった。

2601F急行出町柳

快速特急洛楽が運転される時間帯には特急を補完する急行と快速急行が運転されている。淀屋橋～出町柳間の運転で、午前中の上りは急行、午後の下りは快速急行が運転されている。急行、快速急行ともに枚方市で快速特急洛楽の待避を行う。急行は特急の3分後に京橋を出るので、快速特急洛楽が停車しない特急停車駅は、次の特急まで17分間隔が開く。快速急行は出町柳発時点では特急と8～9分の間隔となっている。途中特急待避や特急よりも3駅停車駅が多いこともあり、京橋到着時点では先行の特急と14～16分開いている。

6010F快速急行淀屋橋

3002F特急出町柳

特急はダイヤ変更で、ATSの更新が完了したことにより1分程度のスピードアップが実施された。特急自体のスピードアップというよりも一般列車のスピードアップにより邪魔されずに走れるようになったことが大きい。特急の停車駅は2003年9月6日ダイヤ変更以来変わっておらず、淀屋橋から北浜、天満橋、京橋、枚方市、樟葉、中書島、丹波橋、七条、祇園四条、三条、出町柳となっている。中之島線開業時に快速急行運転のため一部列車が枚方市止まりになったこともあったが、2011年5月28日ダイヤ改正で、データイムの快速急行運転取り止めにより、淀屋橋～出町柳間10分毎の運転に戻った。特急は複々線区間で普通を追い抜き、香里園で準急を追い抜く。準急は樟葉、丹波橋、三条で特急と緩急接続する。

9002F準急出町柳

準急はダイヤ変更前と同様に淀屋橋～出町柳間に毎時6本10分毎に運転されている。伏見桃山、墨染、藤森、鳥羽街道、東福寺など7両編成対応の各駅に停車するため、全ての電車が7両編成で運転されている。停車駅は従来と変わらず、淀屋橋から北浜、天満橋、京橋、守口市、萱島以遠の各駅となっている。準急は守口市で普通と緩急接続し、香里園で特急を待避、樟葉、丹波橋、三条で特急と緩急接続を行う。

1505F区間急行萱島

区間急行はデータイム時間帯の運転は少なく、上りが朝ラッシュ時からの入庫と沿線の通勤のために7時台に1本、8時台に3本、9時台に6本、10時台に1本が運転されている。ダイヤ変更前は3000系での運用も見られたが、3000系へのプレミアムカー連結開始により区間急行での運用はなくなった。下りは萱島から出庫を兼ねた電車が昼下がりから夕方にかけて2本設定されているだけである。

9005F普通枚方市

普通は全て中之島線直通で、中之島～萱島間と中之島～枚方市間に運転されている。京橋での連絡はなく、守口市で準急と緩急接続するのみとなっている。普通は7両編成が基本だが、編成に制約がないため8両編成が使用されることもある。2021年1月31日ダイヤ変更からは13030系6両編成の運用も始まっている。13030系は6両編成で製造されたが、プレミアムカー連結により外れた3000系中間車を改造の上、組み込んで7両編成化されるものとみられる。6両編成は一時的なものとみるのがよいだろう。

13032F普通中之島

【各駅別】

【野江～土居間の各駅】

普通が毎時6本運転されており、10分に1本の運転となっている。大阪方面へは10分に1本の運転のため利便性は高いが、普通は全て中之島行きのため、北浜、淀屋橋方面へは京橋で乗り換えとなる。京都方面へは守口市で準急に乗り換えた上で、枚方市で特急に乗り換えとなる。

【守口市・萱島】

準急が毎時6本、普通が毎時6本運転されている。大阪方面へは準急が10分に1本の割合で運転されているので利便性は高い。京都方面へは枚方市で特急に乗り換えとなるため、所要時間はややかかる。

【西三荘～大和田間の各駅】

普通が毎時6本10分毎に運転されている。大阪方面へは守口市で準急に乗り換えとなる。京都方面へは萱島で準急に乗り換え、枚方市で特急に乗り換えとなる。

【寝屋川市・香里園・光善寺】

準急が毎時6本、普通が毎時4本運転されている。大阪方面へは準急を利用することになる。京都方面へは枚方市で特急に乗り換えとなる。

【枚方市・樟葉】

特急が毎時6本10分毎の運転。準急も同様に毎時6本10分毎に運転されており、当駅止まりの普通が毎時4本運転されている。大阪方面への先着列車は特急のみで途中香里園で準急を追い抜く。京都方面へも特急のみが先着するため毎時6本の運転となる。

【御殿山・牧野・石清水八幡宮・淀】

準急が毎時6本10分毎に運転されている。大阪方面へは樟葉または枚方市で特急に乗り換えとなる。京都方面へは丹波橋で特急に乗り換えとなる。

【中書島・丹波橋・七条・祇園四条・三条・出町柳】

特急、準急がそれぞれ毎時6本10分毎に運転されている。大阪、京都方面へは特急のみが先着する。

【伏見桃山・伏見稲荷・墨染・藤森・鳥羽街道・東福寺・清水五条】

準急が毎時6本10分毎に運転されている。大阪方面へは枚方市で、京都方面へは丹波橋で特急に乗り換えとなる。

【神宮丸太町】

準急が毎時6本10分毎に運転されている。大阪方面へは三条で特急に乗り換えとなる。