京阪本線データイムダイヤ【2021年9月25日変更】

3002F快速急行出町柳

京阪本線データイムダイヤ【2021年9月25日変更】

1.概要

特急、準急、普通はそれぞれ毎時4本の運転となり、これに加えて快速急行が毎時2本運転されている。特急、快速急行、準急は淀屋橋〜出町柳間の運転、普通は中之島〜萱島、枚方市間の運転となっている。

3006F快速急行淀屋橋

2.2021年9月25日ダイヤ変更

京阪本線データイムダイヤは2021年9月25日変更で、10分毎ベースの運転から15分毎ベースでの運転になった。完全な等間隔にはなっておらず、30分サイクルでの運転というのが正しいところだ。

以前は特急、準急、普通がそれぞれ毎時6本の運転だったので、1時間あたり4本減便された形になった。特急、快速急行、準急は淀屋橋発着で、普通は中之島発着となり、中之島線は毎時4本のみの運転となった。淀屋橋〜天満橋間では毎時2本の減便、天満橋〜萱島間では毎時4本の減便、萱島〜枚方市間では毎時4本の減便、枚方市〜出町柳間では毎時2本の減便となった。
普通しか停まらない駅では10分毎から15分毎への変更で待ち時間を含めてトータルの所要時間が増加した。同様に準急が停車する萱島も同様の事象となっており、データイムダイヤの利便性は必ずしも良いとは言えなくなった。
快速急行停車駅の守口市、寝屋川市、香里園は利便性が確保されているが、等間隔ダイヤではないので待ち時間が長いところもあるので全てが便利になったとは言い難い。

8003F快速特急洛楽出町柳

3．快速特急洛楽

ダイヤ変更後も午前中の上りは2本体制が変わらないが、1本が淀屋橋発9時40分から10時00分に後ろ倒しされた。1本目は3000系を使用する。2本目はダイヤ変更で8000系に置き換えられた。

8003F特急淀屋橋

4.特急

特急は淀屋橋〜出町柳間の運転で毎時4本の運転となった。以前は毎時6本の運転で、概ね10分毎の運転だったが、毎時4本の運転に減便された。
上り淀屋橋発毎時00・14・30・44分の発車、下り出町柳発毎時14・27・44・57分の発車になっており、15分の等間隔にはなっていない。30分毎の運転が2セットある形のダイヤになっている。運転間隔が開くところに快速急行が運転されており、準速達列車である快速急行を加えて京阪間で毎時6本の運転としている。
特急はダイヤ変更前は8000系に加えて3000系も運用されていたが、データイムダイヤでは減便により全ての特急が8000系での運転となった。8000系は有料座席車のプレミアムカーやダブルデッカー車を連結しており、ダイヤ変更により名実ともに特急専用車となった。

3005F快速急行出町柳

4.快速急行

快速急行は特急と同様に淀屋橋〜出町柳間の運転となっている。毎時2本30分毎の運転で、上り淀屋橋発毎時16・46分、下り出町柳発毎時5・35分に運転されている。上りは特急の2分後、下りは特急の5分後を走り、特急よりも停車駅が多いため、終着駅に近づくに連れて特急との間隔が広がったり、縮まったりしている。

快速急行の停車駅は淀屋橋から北浜、天満橋、京橋、守口市、寝屋川市、香里園、枚方市、樟葉、中書島、丹波橋、七条、祇園四条、三条で、枚方市から出町柳までは特急と同じ停車駅になる。2008年の中之島線開業時から停車駅は変わっていない。変わったのは中之島発着が淀屋橋発着に変更されただけである。中之島発着時も毎時2本30分毎の運転だったので、データイムダイヤに新設されたというよりも復活したという方が妥当だろう。

快速急行は3000系8両編成が運用されており、プレミアムカーを連結している。これにより、守口市、寝屋川市、香里園でも定期的にプレミアムカー連結列車が利用できるようになった。特急停車駅以外にプレミアムカー連結列車が停車するのは、8000系が急行に運用されていた時以来になる。

2632F準急淀屋橋

5.準急

準急は淀屋橋〜出町柳間に毎時4本が運転されている。以前は毎時6本の運転だったので、特急と同様に2本が減便された。
上り淀屋橋発毎時04・21・34・51分、下り出町柳発毎時10・24・40・54分の運転で、準急も等間隔にはなっていない。30分毎の快速急行運転のため、15分サイクルではなく、30分サイクルでの運転になっている。
準急の停車駅は以前と同じで、淀屋橋から北浜、天満橋、京橋、守口市、萱島以遠の各駅で、守口市で普通と緩急接続を行う。枚方市で特急、樟葉で快速急行、丹波橋で特急、三条で特急と緩急接続を行う。また、龍谷大前深草で快速急行の待避を行う。準急は全て7両編成で運転されている。

13034F普通萱島

6.普通

普通は中之島〜枚方市間に毎時2本30分毎、中之島〜萱島間に毎時2本30分毎に運転されている。以前は中之島〜枚方市感が毎時4本、中之島〜萱島間が毎時2本の運転だった。枚方市行きが毎時2本減便される形になった。特急、準急、普通がそれぞれ毎時2本減便され、快速急行が毎時2本新設されたので、トータルで毎時4本の減便となった。

普通は下り中之島発毎時04・19・34・49分発で、中之島出発時は15分毎の等間隔で運転されている。京橋発車時点でも15分毎の等間隔になっており、守口市までは等間隔の運転となっている。
守口市では準急と緩急接続するため、等間隔の運転が崩れる。下り守口市発は毎時04・18・34・48分となる。下りは快速急行との接続はない。上り守口市発は毎時07・23・37・53分の運転で、23分と53分発は準急、快速急行の2列車と接続する。

守口市から寝屋川市までは先着するダイヤで、上下とも香里園で快速急行と緩急接続する。30分毎の枚方市行きは香里園で快速急行と緩急接続することにより、光善寺、枚方公園から大阪方面へ毎時6本の乗車機会を確保している。

普通は6・7・8両編成が使用されており、枚方市行きは8両編成で運転されることが多い。

8006F特急淀屋橋

7.15時以降ダイヤ

淀屋橋発、出町柳発15時以降は特急、準急、普通が12分毎運転となる。それぞれ毎時5本の運転で、特急と準急が淀屋橋〜出町柳間の運転、普通は中之島〜萱島間の運転となる。夕方ラッシュ時ダイヤも12分サイクルが基本となっているので、移行時間帯となっている。15時台後半から16時台には夕方ラッシュ時の本数増に対応して萱島から区間急行などが運転される。