【駅前整備でさらに風格を増した新快速停車駅の西の横綱】
JR神戸線明石駅は兵庫県明石市にある。新快速停車駅で、乗降客が多く東の高槻と同様に中間駅では核となる駅の一つである。特急スーパーはくとや特急はまかぜも停車する。2019年3月17日ダイヤ改正からは特急ラクラクはりまが停車するようになる。明石駅は山陽電鉄本線山陽明石駅と隣接しており、同線との乗り換え客も多い。北側には明石城址があり、少し離れているが、子午線が通る明石天文台もある。南側には明石港があり、淡路島へのフェリーも発着しており、通勤通学利用のみならず観光利用も見込める駅となっている。昼間時は新快速、快速、普通がそれぞれ15分毎に運転されており、毎時12本の運転となっている。平日朝ラッシュ時上り7時台には新快速が7本、快速が6本、普通が13本運転されている。平日夕方ラッシュ時下り19時台には新快速が8本、快速が4本、普通が8本運転されている。明石駅は西明石に網干総合車両所明石支所があるため、終電は遅くに設定されており、下り電車は1時台にも新快速1本、普通3本が運転されている。
明石駅は1888年11月1日に山陽鉄道の駅として開業した。1906年12月1日に国有化された。1909年10月12日に山陽本線の駅となった。1934年9月20日に須磨から当駅までの電化が完成した。1944年4月1日に西明石までの電化が完成。1964年6月28日に高架化が完成、1965年3月28日に鷹取~西明石間の複々線化が完成した。1970年10月1日から運転を開始した新快速の停車駅となった。また、上り始発電車は4時台に設定されている。
駅構内は高架ホーム2面4線で、列車線、電車線ともにホーム1面2線がある。ホーム有効長は20m級車両12両分ある。
列車線、電車線でホームが分かれているため、新快速と快速、普通を同一ホームで乗り継ぐことはできない。
快速、普通は1・2番線、新快速は3・4番線から発着する。特急列車も3・4番線からの発着となる。貨物列車は列車線を走行するため、3・4番線を通過する。
1・2番線の南側には山陽電鉄本線の山陽明石駅があり、神姫間のライバルが呉越同舟で横並びする唯一の駅となっている。
駅ナカに吉野家と立ち食いソバの麵屋の店舗が入っている。
改札は2ヶ所で、東口がメイン改札になっている。有人改札でICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。
東口にはみどりの窓口も設置されており、みどりの券売機も設置されている。
西口はピオレ明石に直結する改札で、ICカード対応の自動改札機のみが設置されている。
出口は2ヶ所で、北口と南口がある。北口は北側に明石城址公園があるため、駅前の道路があるだけだ。
バス停、タクシー乗り場が設置されており、各方面へのバス路線が発着している。
南口は大きなロータリーが設置されており、神姫バス、山陽バスが各方面へ路線を運行している。タクシーの待機も多く、新快速停車駅として立派なロータリーが整備された。
駅前にはペデストリアンデッキが整備されて、駅前のショッピングビルへ繋がっている。
明石 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2016年度 | 52,230 | 35,350 | 16,880 | 67.7% |
2006年度 | 52,658 | 35,620 | 17,038 | 67.6% |
対06年度比 | 99.2% | 99.2% | 99.1% |
明石駅の2016年度1日あたりの乗車人員は52,230人で、うち定期利用者は35,350人となっている。定期比率は67.7%で、7割近くが定期利用者となっている。この数字はJR神戸線では三ノ宮に次いで多く、姫路よりも乗車人員は多い。10年前の2006年度と比較すると全体で0.8%減、定期利用者は0.8%減、定期外利用者は0.9%減となっている。