【関西各駅探訪第628回】JR湖西線マキノ駅

マキノ

【国鉄時代はニセコと並ぶカタカナ駅の代表だった】

JR湖西線マキノ駅は滋賀県高島町にある。国鉄時代はニセコとともにカタカナ表記の珍しい駅だった。カタカナ表記となっているのは、かつてあったマキノ町に因んだもので、今でも周辺は高島市マキノ町となっているし、マキノ高原なども同じくカタカナになっている。マキノ駅は1974年7月20日に湖西線とともに開業した。開業当初は、永原〜近江塩津間に交直デッドセクションがあったため、気動車や交直両用電車が運行されていた。2006年10月21日に永原〜近江塩津間の直流電化が完成し、敦賀まで新快速が運転されるようになり、当駅にも毎時1往復新快速が乗り入れるようになった。

マキノ

駅構内は対向式ホーム2面2線で、ホーム有効長は20m級車両8両分となっている。新快速は大半が4両編成で、近江今津で増結を行う。

マキノ

駅は築堤上にあり、改札は地上にある。階段のみが設置されており、バリアフリーには対応していない。

マキノ

改札は1ヶ所で、業務委託駅となっている。ICカードリーダーと簡易式自動券売機が設置されている。

マキノ

出口も1ヶ所で、南側にのみ出られる。出口からロータリーまで屋根で覆われており、雨や雪が降っても傘を差さずに移動できるようにしている。

マキノ

駅前にはロータリーがあり、高島市営バスの路線が乗り入れている。

マキノ

レンタサイクルやレンタカーなどの店舗もあり、湖北観光の拠点の一つになっている。

マキノ駅の2016年度1日あたりの乗車人員は330人で、うち定期利用者は181人となっている。定期比率は54.8%で、定期利用者は半分強となっており、意外に定期利用者は多くない。10年前の2006年度と比較すると全体で3.5%減、定期利用者は横ばい、定期外利用者は7.5%減となっている。

  

鉄道コム

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