【関西各駅探訪第591回】JR神戸線(山陽本線)舞子駅

舞子

【高速バスとリンクして淡路島の玄関口に!】

JR神戸線舞子駅は神戸市垂水区にある。明石大橋の袂にあり、淡路島や徳島方面への連絡機能も有している。明石大橋開通時に快速停車駅となった。近くには山陽電鉄本線舞子公園駅があり、競合関係にある。舞子駅周辺は瀬戸内を望む松林があり、古くからの景勝地である。近江舞子、小舞子、新舞子などは、全てここ舞子の地と似た情景があることから命名されている。舞子駅は1896年7月1日に山陽鉄道の舞子公園仮停車場として開業した。1899年4月1日に舞子仮停車場に変更され、国有化された1906年12月1日に舞子駅に昇格した。1934年9月20日には電化が完成した。1965年3月28日には鷹取〜西明石間の複々線化が完成し、電車線にのみホームがある現在の駅形状になった。1998年3月14日ダイヤ改正で、ホームが12両対応に延伸され、快速停車駅となった。なお、列車線にホームがないため、ラッシュ時に列車線を走る快速は通過となった。

舞子

駅構内はホーム1面4線で、快速や普通が走る電車線にのみホームがある。

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島式ホームで、ホーム有効長は20m級車両12両分ある。

舞子

改札は1ヶ所で、姫路方のみある。有人改札で、ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。

舞子

みどりの窓口とみどりの券売機も設置されている。

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出口は2ヶ所で、南北に出られる。南口がメインで、ペデストリアンデッキがあり、その下にはロータリーがある。

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各方面へのバス路線が発着しており、神戸市バスや山陽バスが乗り入れている。

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駅前には国道2号線が走っており、ペデストリアンデッキで2号線の南側に出られる。2号線の南側は海岸になっており、対岸は淡路島で、頭上を越える明石海峡大橋を望むことができる。

東側には舞子公園があり、海岸に風光明媚な松林が広がっている。

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改札付近にはコインロッカーや証明写真撮影機などとともにJR高速バスのチケット販売機も設置されている。

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北口は高速舞子のバス停入口などに近い。高速舞子は明石海峡大橋手前に設置されており、大阪や神戸方面と淡路島、徳島方面を結ぶ高速バスが停まる。

舞子

TIO舞子のビルを抜けると山陽電鉄舞子公園駅がある。

舞子駅の2016年度1日あたりの乗車人員は19,917人で、うち定期利用者は12,796人となっている。定期比率は64.2%で、6割強が定期利用者となっている。10年前の2006年度と比較すると全体で4.9%減、定期利用者は1.5%減、定期外利用者は10.6%減となっており、定期外利用者の落ち込みが大きい。

  

鉄道コム

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