【関西各駅探訪第550回】JR神戸線三ノ宮駅

三ノ宮

【神戸の中心地として君臨する】

JR神戸線三ノ宮駅は神戸市中央区にある。神戸の中心部三宮のど真ん中にあり、阪神神戸三宮、阪急神戸三宮、地下鉄三宮、ポートライナー三宮とそれぞれ連絡している。駅周辺には商業ビルが集積しており、さんちかや三宮センター街などがあり、終日買い物客などで賑わっている。南側には神戸市役所もあり、昔から神戸駅を押しのけて神戸の中心駅を担っている。三ノ宮駅には夜行の下り寝台特急サンライズ瀬戸・出雲以外全ての列車が停車する。

三ノ宮

三ノ宮駅は1874年5月11日に官設鉄道大阪〜神戸間の開通とともに開業した。1895年4月1日に線名制定により、東海道本線の駅となった。1931年10月10日に高架化され、三宮神社付近にあった駅が現在位置に移った。旧駅跡には元町駅が設置された。このため三ノ宮〜元町間の駅間距離は1kmを切る0.8kmとなっている。1981年3月には三宮ターミナルビルが開業した。1995年1月17日に阪神淡路大震災が発生し、当駅も営業を停止した。同年2月20日にJR神戸線灘〜神戸間の開通により営業を再開した。

三ノ宮

駅構内はホーム2面4線で、ホーム有効長は1・4番線は20m級車両14両分あり、14両編成の上りサンライズ瀬戸・出雲が停車する。2・3番線は20m級車両12両分あり、快速が最大12両編成で運転されている。

三ノ宮

駅には折り返し設備はなく、当駅折り返し電車の設定はない。

三ノ宮

高架ホームから地上の改札へはエレベーター、エスカレーターが設置され、バリアフリーに対応している。エレベーターは中央口のみ設置され、エスカレーターは各出口へ上下とも設置されている。

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改札は3ヶ所で、中央口、東口、西口がある。中央口がメインで、建て替えが計画されている三宮ターミナルビルを併設している。

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中央口は有人改札で、ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。みどりの窓口、みどりの券売機も設置されている。

三ノ宮

中央口からは神戸新交通ポートライナーとの乗り換えが便利で、南口からアクセスすることになる。

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地下鉄西神・山手線との乗り換えは北口を利用することになる。

三ノ宮

北口にはロータリーがあり、バスやタクシーが発着している。

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南口にもロータリーがあるが、バスは東側の三宮バスターミナルから発着するため、長距離バスはそちらからの発着となり、路線バスは県道21号線沿いにバス停がある。

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東口も有人改札で、ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。みどりの窓口はないが、みどりの券売機が設置されている。

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東口は各線との乗り換えは不便だが、ミント神戸やその下にある三宮バスターミナル、イオン三宮店などには近い。

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西口は阪急神戸三宮駅の東改札と隣接しており、地上2階にある。

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西口も有人改札で、ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。以前はみどりの窓口もあったが、現在はみどりの券売機が設置されているだけである。

三ノ宮

西口は北側は阪急神戸三宮駅があり、その向こうに商店街がある。

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西口の南側には神戸交通センタービルがあり、目の前には地下に阪神神戸三宮駅があるそごうのビルがある。

三ノ宮

さんちかにも繋がっており、阪神神戸三宮駅や地下鉄海岸線三宮・花時計前駅などへ地下でアクセスできる。

三ノ宮

さんちかの地下道は中央口や阪神神戸三宮駅の東口、ミント神戸などにも繋がっており、南は神戸市役所や地下駐車場などにも繋がっている。

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駅高架下から路線バスが発着している。

三ノ宮

南北にフラワーロードが走っており、南側には三宮センター街や神戸市役所などがある。

三ノ宮駅の2016年度1日あたりの乗車人員は122,954人で、うち定期利用者は73,862人となっている。定期比率は60.1%で、定期利用者は7割を大きく下回っている。10年前の2006年度と比較すると全体で4.4%増、定期利用者は5.7%増、定期外利用者は2.4%増となっており、全般的に微増となっている。

  

鉄道コム

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