【関西各駅探訪第571回】近鉄名古屋線江戸橋駅

江戸橋

【急行も停車する三重大学への最寄駅】

近鉄名古屋線江戸橋駅は三重県津市にある。三重県の県都津の一つ名古屋寄りにあり、急行が停車する。近くに三重大学があるため、三重大学前の副駅名が付けられている。江戸橋駅は1917年1月1日に伊勢鉄道一身田町〜津市間開通とともに開業した。1926年9月11日に伊勢鉄道が伊勢電気鉄道に改称され、1936年9月15日には参宮急行電鉄に合併された。1938年6月20日に参宮急行津線が津まで開通した。同年12月7日には津線江戸橋〜参急中川間を標準軌から狭軌に改軌した。1941年3月15日に参宮急行電鉄と大阪電気軌道の合併により関西急行鉄道の駅となった。1944年6月1日に関西急行鉄道と南海鉄道の合併により、近畿日本鉄道の駅となった。1959年6月には駅を100m北へ移設した。1961年1月22日に伊勢線が廃止されて、名古屋線単独の駅となった。2006年11月27日に自動改札機が導入された。

江戸橋

駅構内はホーム2面4線で、急行や普通が特急を待避することが多い。特急停車駅の津駅は、待避線がないため、当駅での待避が多くなっている。

江戸橋

駅舎は下りホーム伊勢中川側にあり、上りホームからは構内踏切でアクセスする。

江戸橋

改札は1ヶ所で有人改札となっている。ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。

江戸橋

出口も1ヶ所で、東側にのみ出られる。駅周辺の道路は狭く、急行停車駅ながらバスやタクシーの乗り入れはない。

江戸橋

駅前には駐輪場が整備され、自転車やバイクでの駅利用も多い。

江戸橋

また駅前には駐車場もあり、名古屋線の各駅でよく見られるパークアンドライドも見られる。

江戸橋

駅東側は構内が広くなっている。これはかつての伊勢線の跡地で、江戸橋駅自体も今よりも南側にあった。

江戸橋

東側には保線基地があったが、今は撤去されて空き地になっている。

江戸橋駅の2016年度1日あたりの乗車人員は4,854人で、うち定期利用者は3,857人となっている。定期比率は79.5%で、8割弱が定期利用者となっている。10年前の2006年度と比較すると全体で10.8%増、定期利用者も10.8%増、定期外利用者は11.0%増となっている。

  

鉄道コム

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