【風光明媚な加茂川沿いにある駅】
近鉄志摩線船津駅は、三重県鳥羽市にある。鳥羽駅から3つ目にある駅で、伊勢湾に流れ込む加茂川が近くを流れている。普通のみが停車する駅で、行き違い駅になっている。賢島発着の特急がピークを迎える時間帯には特急と特急車の回送の行き違いも多い。データイムは普通が毎時2本の運転で、朝夕の時間帯も普通が毎時2本運転されている。船津駅は1929年7月23日に志摩電気鉄道の鳥羽~真珠港間開通とともに開業した。1944年2月11日に三重交通志摩線の駅となった。1964年2月1日に三重電気鉄道の駅となった。1965年4月1日に近畿日本鉄道の駅となった。1969年12月10日から志摩線改軌工事のため営業を休止。翌1970年3月1日に標準軌化が完成して営業を再開した。1992年12月22日には当駅から加茂の間が複線化された。2015年8月1日からICカードの利用が可能になった。
駅構内はホーム2面2線で、志摩赤崎方は単線になっているため、当駅で行き違いをする列車も多い。
ホーム有効長は21m級車両2両分あるが、加茂方は複線になっているため、4両以上の特急がホームをはみ出して停車し、行き違い待ちをすることもある。
改札は各ホームにICカードリーダーが設置されているだけで、自動券売機などの設置はなく、切符は車内で購入することになる。
出口も各ホームにあり、駅周辺は民家が建ち並んでおり、駅周辺の道路は非常に狭い。ホームから外へはスロープ化されており、簡易的にバリアフリーに対応している。なお、構内踏切はなく、駅外の踏切を利用して上下ホームを行き来することになる。
駅の裏手には駐輪場がある。
船津 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2017年度 | 127 | 107 | 20 | 84.3% |
2007年度 | 166 | 136 | 29 | 82.3% |
対07年度比 | 76.8% | 78.7% | 68.0% |
船津駅の2017年度1日あたりの乗車人員は127人で、うち定期利用者は107人となっている。定期比率は84.3%で、定期利用者が8割以上を占めている。10年前の2007年度と比較すると全体で23.2%減、定期利用者は21.3%減、定期外利用者は32.0%減となっており、利用者の減少が大きい。