【国際観光都市京都の玄関口】
JR東海道新幹線京都駅は京都市下京区にある。京都の玄関口で、JR京都線、琵琶湖線、嵯峨野線、奈良線と連絡している他、京都市営地下鉄烏丸線、近鉄京都線と連絡している。東海道新幹線では、東京、新大阪に次いで乗降が多く、全国各地からの京都観光の要の駅となっている。のぞみ以下東海道新幹線の全列車が停車する。東海道新幹線京都駅は1964年10月1日東海道新幹線開通とともに開業した。開業時からひかり・こだまの列車が停車していた。JR発足後の1992年3月14日ダイヤ改正で、のぞみが新設された時に、朝一ののぞみ301号は名古屋、京都が通過となり、東海道新幹線で初めて通過列車が設定された。1997年11月29日ダイヤ改正で、のぞみ301号はのぞみ1号と統合され、当駅を通過するのぞみはなくなった。2016年3月16日には可動式ホーム柵が設置された。
駅構内は高架ホーム2面4線で、在来線からの連番で11・12・13・14番線が割り当てられている。可動式ホーム柵が整備されている。
11・12番線が上り名古屋、東京方面、13・14番線が下り新大阪、博多方面ホームとなっている。ホーム有効長は25m級の新幹線車両16両分ある。
東海道新幹線京都駅ではのぞみとひかり、こだまの追い抜きは行われていないが、3分続行で運転される時間帯があり、待避線を利用した交互発着が行われている。
ホームからコンコースへは上下エスカレーターが各ホームに3基設置されている。
ホームからコンコースへはエレベーターも設置されているが、八条口へはエスカレーターのみの設置となっている。
駅改札内には土産物屋など駅ナカの店舗が建ち並んでいる。
改札は在来線乗り換え口も含めて5ヶ所ある。いずれも有人改札でICカード対応の自動改札機が設置されている。新幹線中央改札口がメインで、京都駅南北自由通路に繋がっており、近鉄京都駅が対面する形で西側にある。
中央口改札付近には自動切符売り場とみどりの窓口がある。
新幹線八条東口は地下鉄烏丸線への乗り換えには便利な改札だ。
JR線東乗り換え口はJR奈良線との乗り換えに便利な改札だ。
新幹線中央乗り換え口はJR在来線の橋上駅舎にある西口に繋がっている。JR奈良線、JR京都線の乗り換えはここが便利で、少し離れているが、JR嵯峨野線へもここから乗り換えると便利だ。
北口はJR在来線の北側にあるため、新幹線駅からは自由通路を通るか、JR在来線構内を通ってアクセスすることになる。
南口は新幹線側にあるため、アクセスが容易で、駅前にはタクシー、バスのロータリーが個別に設けられている。
京都 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2017年度 | 38,748 | 1,132 | 37,616 | 2.9% |
2007年度 | 33,745 | 723 | 33,022 | 2.1% |
対07年度比 | 114.8% | 156.4% | 113.9% |
東海道新幹線京都駅の2017年度1日あたりの乗車人員は38,748人で、うち定期利用者が1,132人となっている。定期比率はわずか2.9%で、さすがに定期利用者は少ない。10年前の2007年度と比較すると全体で14.8%増、定期利用者は56.4%増、定期外利用者は13.9%増となっており、意外にも定期利用者が伸びている。全体的に京都観光ブームやインバウンドの増加などで利用者は増加傾向にある。