【奈良公園にも近い奈良の都の表玄関は地下駅】
近鉄奈良線近鉄奈良駅は奈良県奈良市にある。奈良市の中心駅で、奈良県庁にも近く、東大寺や奈良公園にも近いため、大阪や京都など近隣から奈良へ観光へ行くには近鉄奈良駅が便利だ。近鉄奈良駅は1914年4月30日に大阪電気軌道の奈良駅として開業した。1928年8月に大軌奈良駅に改称された。1941年3月15日には関西急行への合併により、関急奈良駅となった。1944年6月1日には近畿日本鉄道への合併により、近畿日本奈良駅に改称された。1969年12月9日に地下化が完成し、1970年3月1日に近鉄奈良駅に改称された。1988年3月18日には1・2番線のホーム延伸が完成し、10両運転が開始された。
ホーム4面4線で、近鉄奈良線の終点のため、頭端式ホームとなっている。
1・2番線は奈良線電車が主に使用し、3・4番線を京都線電車や特急が主に使用するが、ラッシュ時などにはその法則が崩れる。
3番線はホーム有効長8両、4番線はホーム有効長6両分となっており、京都線電車は主に4番線から発着する。3番線からは特急が発着することが多い。
改札は東西に2ヶ所ある。地下1階にコンコースがある。有人改札で、ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。
東改札には特急券販売の窓口や特急券自動販売機もある。
東改札付近には駅ナカの店舗が並んでおり、土産物屋などが建ち並ぶTimesPlace奈良がある。
西改札も有人改札になっており、ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。
西改札付近には特急券自動券売機や定期券自動券売機も設置されており、改札付近には駅ナカの店舗もある。
近鉄奈良駅5番出口は北側のバス乗り場に近い。
近鉄奈良駅駅舎は国道369号線の南側にある。駅前には小さなロータリーがあり、西側にバスターミナルがある。
近鉄奈良駅4番出口はバスターミナルの前に出ることができる。
駅前のロータリーにはバスは乗り入れできないが、観光都市奈良らしくタクシーが数多く待機している。
近鉄奈良駅3番出口は小西さくら通りの商店街の前に出ることができる。
近鉄奈良駅2番出口は奈良県にゆかりのある行基上人の菩薩像が立っている。
近鉄奈良駅1番出口は駅の北東側にあり、奈良公園や興福寺、東大寺などへはここから歩くのが近い。
近鉄奈良駅の東側のコンコースはかなり広く、店舗などもあり、奈良の中心地に相応しい造りになっている。
近鉄奈良駅の2015年度1日あたりの乗車人員は32,540人で、うち定期利用者が16,461人となっている。定期比率は50.6%で、観光都市奈良の割には定期利用者は多い方と言える。10年前の2005年度と比較すると全体で7.3%減、定期利用者は17.3%減、定期外利用者は5.8%増となっており、定期利用者の減少が目立っている。