【関西各駅探訪第429回】大阪メトロ南港ポートタウン線中ふ頭駅

中ふ頭

【インテックス大阪への最寄駅は検車場を併設する運転上の拠点】

大阪メトロ南港ポートタウン線の中ふ頭駅は大阪市住之江区にある。中ふ頭駅は1981年3月16日のニュートラム開業とともに開業し、南港検車場を併設する南港ポートタウン線の終点だった。1997年12月18日に中ふ頭〜コスモスクエア間のOTSニュートラムテクノポート線が開業し、相互乗り入れを行うことになり、中ふ頭駅は実質的に中間駅となった。2005年7月1日にはOTSニュートラムテクノポート線が南港ポートタウン線に編入され、名実ともに中間駅となった。

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高架ホーム1面2線で、ニュートラム各駅同様ホームドアが設置されている。駅の前後に南港検車場への連絡線が設置されている。

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住之江公園方には渡り線があり、当駅での折り返しが可能な配線となっている。

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ホーム階は地上3階部にあり、2階部分に改札がある。ホーム階から改札階へはエスカレーター、エレベーターが設置されている。

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改札は1ヶ所で、有人改札でICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。

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出口は2ヶ所で、東口と西口に分かれる。東口がメインだが、駅下には道路が走っており、駅からは陸橋を渡って東側に出ることになる。インテックス大阪へは東口の利用が便利だ。

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西口は中ふ頭駅前の大きな立体駐車場がある。その向こうに南港検車場が広がっており、その他は港の倉庫が並んでおり、西口に出る人は少ない。

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駅の西側には南港検車場があり、駅の前後で同検車場へ向かう線路を分岐している。

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ニュートラムの車両を一括に管理している南港検車場。

中ふ頭駅の2016年度1日あたりの乗車人員は2,741人で、うち定期利用者は728人となっている。定期比率はわずか26.6%となっている。2002年度と比較すると全体で22.7%減、定期利用者が59.7%減、定期外利用者は15.5%増加している。全般的に利用者が減少しているが、OTS線の編入により、運賃制度が変わったことによりトレードセンター前へ利用者が分散した結果利用者が減少したものと思われる。定期利用者はICカードへの移行などで定期外利用者へ移行した結果減少しているものと思われる。

  

鉄道コム

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