【関西各駅探訪第414回】JR大和路線三郷駅

三郷

〜龍田大社の御膝元は2面4線化も視野に入れた駅構造を持つ〜

JR大和路線三郷駅は奈良県生駒郡三郷町にある。"みさと"ではなく、"さんごう"と読む。王寺の一つ天王寺寄りの駅で、大和路快速、快速、区間快速は通過し、普通のみが停車する。駅南側は大和川が流れている。北側に町があり、北へ徒歩10分ほどの距離に龍田大社がある。三郷駅は歴史は浅く、三郷町による請願駅で、 1980年3月3日に王寺〜河内堅上間に開業した。大和路線では後発の駅である。

三郷

ホーム2面2線で、将来待避線設置を念頭に2面4線化できる構造になっている。普通しか停まらないため6両が最大編成両数となるが、ホーム有効長は8両分ある。

三郷

龍田大社への最寄駅のため、同大社の灯篭がホームにある。

三郷

上下線間は跨線橋で結ばれ、エレベーターも設置され、バリアフリーに対応している。

三郷

駅舎は上り線北側にある。2面4線化を配慮した造りのため、ホームから駅舎は若干離れている。

三郷

改札は1ヶ所で有人改札となっている。ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。以前はみどりの窓口もあったが、今はみどりの券売機のみが設置されている。

三郷

出口も1ヶ所のみで、北側にのみ出られる。駅前にはロータリーがあり、奈良交通のバス路線が発着している。

三郷

駅前にはロータリーと駐輪場がある。

三郷駅の2015年度1日あたりの乗車人員は2,068人で、うち定期利用者は1,380人となっている。定期比率は66.7%で、まずまず高い数値となっている。10年前の2005年度と比較すると全体で20.7%減、定期利用者は17.6%減、定期外利用者は26.3%減となっており、全般的に減少している。

  

鉄道コム

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