【関西各駅探訪第393回】南海高野線住吉東駅

~ラッシュ時には2本待避も当たり前の新幹線型線路配置の待避駅~

住吉東

南海高野線住吉東駅は大阪市住吉区にある。高野線の各停のみが停車する駅で、中央に通過線がある新幹線でよくみられる追い越し駅となっており、各停が優等列車を待避する駅となっている。近くに阪堺上町線の神ノ木電停がある。

住吉東

1900年9月3日に高野電気鉄道の住吉駅として開業した。同年9月11日に住吉東駅に改称。1922年9月6日に南海電気鉄道の駅となった。1968年以前は急行も停車していたが、現在は各停のみの停車となっている。

住吉東

ホーム2面4線で、待避線に対向式ホームが配置され、中央に通過線が配置される配線となっている。新幹線でよくみらえるタイプの追い抜き駅で、阪急神戸線六甲や近鉄奈良線瓢箪山なども同様の構造になっている。

住吉東

駅舎は地上で、上下線ホームにそれぞれ改札がある。改札は有人で、ICカード対応の自動改札機や自動券売機も設置されてる。

住吉東

上り線側にある西改札がメインで地上駅舎が設置されている。古い駅舎だが、ICカード対応の自動改札機や自動券売機が設置されており、有人改札になっている。

住吉東

駅周辺はあまり広くないため、駐輪場などの施設はあるが、バスの乗り入れはできない。

住吉東

徒歩3分ほどの距離に阪堺上町線の神ノ木電停がある。阪堺線は専用軌道で築堤を走っている。帝塚山方で南海高野線をアンダーパスして神ノ木電停がある。

住吉東駅の2016年度1日あたりの乗車人員は3,273人で、うち定期利用者は1,872人となっている。定期比率は57.2%である。10年前の2006年度と比較すると全体で5.9%減、定期利用者は3.8%減、定期外利用者は8.6%減となっている。

  

鉄道コム

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