【関西各駅探訪第365回】叡山電鉄本線出町柳駅

【京阪と連絡する洛北への玄関口】

出町柳

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叡山電鉄本線出町柳駅は京都市左京区にある。京阪出町柳駅と連絡しており、京都市中心部や大阪方面と洛北を結ぶ結節点となっている。1927年9月27日に京都電燈が経営する叡山電鉄平坦線の駅として開業した。1942年3月2日に京福電気鉄道の駅となった。1986年4月1日に京福電気鉄道が叡山電鉄に経営権を譲渡して現在の叡山電鉄本線の駅となった。1989年10月5日に京阪鴨東線の出町柳駅が開業して、京阪との連絡駅となった。1993年6月24日には京阪出町柳ビルができて、叡山電鉄本社も入るビルに駅舎も入る形になった。

出町柳

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出町柳駅はホーム4面3線で、各ホームとも両側をホームに挟まれる構造となっている。1番線は単行のみが発着できる構造で、叡山電鉄本線の電車が発着する。2両編成で運転される鞍馬線電車は2・3番線を使用する。

出町柳

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改札は1ヶ所のみで、頭端部にICカード対応の自動改札機が設定されている。有人改札で、自動改札で処理できない切符や精算を行うことができる。

出町柳

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駅ビルには店舗があり、売店の他、TSUTAYAやロッテリアなどの飲食店もある。

出町柳

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出口は2ヶ所あり、南側がメインの出口で、改札に直結している。京阪出町柳駅へは連絡の地下通路がある。

出町柳

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西側にはロータリーがあり、バスやタクシーが発着できるスペースがある。

出町柳

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京阪出町柳駅からの地下通路にはエレベータが設置され、一部は地上でムービングウォークとなっている。京阪出町柳駅の改札は南側にあるため、少し離れている。

出町柳

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ホーム先端部は屋根で覆われているためターミナル駅の雰囲気がある出町柳駅。

叡山電鉄出町柳駅の2016年度1日あたりの乗車人員は18,219人で、うち定期利用者は44.5%となっている。行楽期には定期外利用者が押し寄せるため、定期比率はかなり低くなっている。定期外利用者がかなり多い。10年前の2006年度と比較すると全体で3.2%減となっており、定期利用者は25.2%も減少している。その反面定期外利用者は26.7%も増加しており、京都観光の人気により定期外利用者は堅調に伸ばしている。

  

鉄道コム

 

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