【関西各駅探訪第352回】~JR大和路線・JR桜井線奈良駅~

【古都奈良の顔は寺社風駅舎から立派な高架駅に生まれ変わった】

奈良

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JR大和路線、桜井線奈良駅は奈良県奈良市にある。奈良市の中心部から少し西にずれたところにあり、県庁や市役所は近鉄奈良線沿線にある。奈良公園や東大寺へは近鉄奈良駅の方が断然近く、行楽や旅行で旅行するには注意が必要だ。1890年12月27日に大阪鉄道の駅として開業。1896年には奈良鉄道の木津〜奈良間が開業。1899年10月14日には奈良鉄道が京終まで延伸し、奈良駅に乗り入れる現在の路線網が形成された。後に大阪鉄道が関西鉄道に合併され、さらに奈良鉄道も関西鉄道に合併されて、奈良駅は関西鉄道の駅となった。1907年10月1日には関西鉄道が国有化されて、国鉄の駅となった。2003年から高架化工事が始まり、2010年3月10日に各線の線路が高架に切り替えられ、2013年3月に駅周辺整備も含めた高架化が完了した。

奈良

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駅構内はホーム3面5線で、大和路線が3面4線を使用し、桜井線が1面1線を使用する形になっている。

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桜井線は1番線を使用し、1番線ホームは大和路線下りJR難波方面の2番線と共有している。

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2番線は両側をホームで挟まれており、桜井線から階段の昇り降りなしで乗り換えできるようになっている。3番線側は島式ホームになっている。

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4・5番線は大和路線上り木津、加茂方面と奈良線電車が発着する。

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改札は1ヶ所で、高架下に広いコンコースがあり、天井は木造の和風建築となっている。

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ICカード対応の自動改札機や自動券売機が設置されている有人改札で、優等列車や有料列車の運転はないが、みどりの窓口が設置され、新幹線のきっぷなども購入できる。

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出口は2ヶ所ある。東口がメインで、駅前にはロータリーがあり、各方面への路線バス、高速バスが発着している。観光地らしくタクシーの常駐量もかなり多い。

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東口には寺社風の屋根が特徴的な旧駅舎がある。東大寺や奈良公園へは、東口で降りるのが便利だが、歩いていくには遠いのでバスかタクシーを利用した方がいい。

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西口にもロータリーがあり、路線バスやタクシー、観光バスの待機場としても使用されている。西口は高架化後開発されたため、まだまだ新しい。

奈良駅の2015年度1日あたりの乗車人員は18,071人で、うち定期利用者数は10,539人となっている。定期比率は58.3%で、観光利用が多いためか定期比率は下がってきている。乗車人員ではJR大和路線内で、天王寺、新今宮、王寺に次いで第4位の数字となっている。10年前の2005年度と比較すると全体で3.4%減少しており、定期利用者は11.5%減となっており、定期利用者の落ち込みが大きい。定期外利用者は逆に10.9%増となっており、観光利用などは増えているものと思われる。

  

鉄道コム

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