【JR大和新庄駅とささやかな競合する】
近鉄御所線近鉄新庄駅は奈良県葛城市にある。1kmほど東にJR和歌山線大和新庄駅がある。両線は競合関係にあると言えるが、その間にある国道168号線の方が強力なライバルと言える。電車はデータイム毎時4本の運転で概ね15分毎の運転。平日朝ラッシュ時上り7時台には大阪阿部野橋直通の準急が3本、普通が1本運転されている。平日夕方ラッシュ時下り19時台には4本が運転されている。近鉄新庄駅は1930年12月9日に南和電気鉄道の南和新庄町駅として開業した。1944年4月1日に関西急行鉄道の駅となり、関急新庄駅となった。同年6月1日に会社合併により近畿日本鉄道の駅となり近畿日本新庄駅となった。1970年3月1日に近鉄新庄駅に改称された。2007年4月1日からPITAPAなどICカードの利用が可能になった。2012年12月21日に無人化された。
駅構内はホーム2面2線で、ホーム有効長は21m級車両4両分ある。線内折り返し電車は2両ワンマンだが、準急や行楽シーズンに運転される臨時急行は4両編成で運転される。
上下ホーム間には構内踏切があり、駅舎は下り線側にある。
改札は1ヶ所で無人化されている。ICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。
出口も1ヶ所で、東側に出られる。駅出口はスロープが設置されてバリアフリーに対応している。
駅前にはロータリーが整備されており、葛城市のコミュニティバスが発着している。
駅周辺は閑散としているが、東側を走る国道168号線沿いには商業店舗が並んでおり賑やかだ。
近鉄新庄 | 乗車 | |||
---|---|---|---|---|
年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2016年度 | 1,454 | 1,005 | 449 | 69.1% |
2006年度 | 1,472 | 1,068 | 404 | 72.6% |
対06年度比 | 98.7% | 94.1% | 111.1% |
近鉄新庄駅の2016年度1日あたりの乗車人員は1,454人で、うち定期利用者は1,005人となっている。定期比率は69.1%で、定期利用者が7割弱となっている。10年前の2006年度と比較すると全体で1.3%減、定期利用者は5.9%減、定期外利用者は11.1%増となっている。