【和歌山北部の工業都市海南の表玄関】
JR紀勢本線海南駅は、和歌山県海南市にある。特急くろしおの停車駅で、朝には当駅始発の特急くろしおも1本設定されている。1998年10月10日に高架化された。かつては野上電鉄も乗り入れていたが、1994年4月1日に廃止された。
海南駅はホーム2面4線で、特急が普通を追い抜ける構造になっている。ホームは地上2階にあり、改札は1階にある。エスカレータは上りのみで、改札階からはエレベータが設置されている。
ホーム階からはエレベータで改札がある地上階へ出られる。
自動改札が設置され、紀勢線南部では特急停車駅間に限りICカードが利用できるようになっている。
自動券売機とみどりの券売機が設置されており、みどりの窓口も設置されている。
海南駅は西口がメインになっており、駅前にはロータリーがあり、各方面へ向かう路線バスやタクシーが発着している。
路線バスやタクシーの他、夜行バスも発着する西口のロータリー。
西口には鈴木性発祥のまち海南の碑が立っている。
東口はロータリーはあるものの、バスやタクシーの発着はなく、自家用車での送迎用になっている。
駅にはレンタサイクルがあり、自転車を借りて市内を見て回ることができる。
海南駅の2015年度1日あたりの乗車人員は3,014人で、うち定期利用者は2,025人となっている。定期比率は67.2%で高い数値となっている。10年前の2005年度と比べると全体で、0.3%の減少で、定期利用者は3.3%増加しているが、定期外利用者は6.9%減少しており、定期外利用者の落ち込みが激しい。