【関西各駅探訪第267回~JR山陰本線城崎温泉駅~】

【北近畿屈指の温泉の町は山陰本線東部電化の終点でもある】

城崎温泉

城崎温泉

JR山陰本線城崎温泉駅は兵庫県豊岡市にある。2005年3月1日までは城崎駅だったが、市町村合併などにより現駅名に改称された。関西屈指の名湯城崎温泉の最寄駅で駅周辺には温泉街が広がり、外湯などを楽しむことができる。また冬場にはカニ料理を楽しむことができ、駅前には魚介を扱う店も多く見られる。

城崎温泉

城崎温泉

城崎温泉駅の構内は3面4線で、駅舎がある西側に4番線があり、真ん中の1面2線の2・3番線がある。一番東側に1面1線の1番線がある。1番線は当駅始発の上り列車が使用し、2番線は城崎温泉以西からの列車が主に発着し、3番線は特急列車の発着や城崎温泉以東への列車が主に発着する。4番線は下り特急はまかぜや上り列車の発着に使用されている。

城崎温泉

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1番線はホーム長が短いため、快速や普通のみが発着する。特急は最大7両編成で運転されている。

城崎温泉

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城崎温泉駅の改札は1ヶ所のみで、4番線ホームに面している。有人改札で自動改札などの設置はない。特急停車駅のためみどりの窓口も設置されている。

城崎温泉

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駅前にはロータリーがあり、城崎マリンワールドなど各所へのバス路線もあり、高速バスや観光バスも発着する。駅前には駅前温泉さとの湯があり、無料で足湯なども楽しめる。

城崎温泉

城崎温泉

大谿川に沿って柳の木があり、温泉街が広がっている。山陰線にも鉄橋がかかっており、城崎温泉の撮影名所でもある。山陰線はここから非電化となるが、折り返しの都合などからこの辺りは電化されている。

城崎温泉の2015年度1日あたりの乗車人員は1,080人で、うち定期利用者は229人となっている。定期比率はわずか21.2%で、利用者の大半が定期外利用者となっており、そのほとんどが観光客が利用しているものと思われる。10年前の2005年度は1,052人の乗車人員だったので、2.7%増加している。インバウンドの増加で、城崎温泉を訪れる人も多いと言われているが、鉄道の利用にはなかなか結び付いていない。特急をもっと利用してもらえるように何らかの施策が必要だろう。

  

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