【関西各駅探訪第225回~近鉄鈴鹿線鈴鹿市駅~】

【かつては伊勢神戸駅だった鈴鹿市の中心部にある駅】

鈴鹿市

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近鉄鈴鹿線鈴鹿市駅は三重県鈴鹿市にある。鈴鹿市役所への最寄駅だが、鈴鹿市の市街地ではどちらかというと隣の平田町の方が賑やかである。

鈴鹿市駅は1925年(大正14年)12月20日に伊勢鉄道神戸支線の開通時に伊勢神戸駅(いせかんべえき)として開業した。1926年(大正15年)9月11日に社名変更により伊勢電気鉄道の駅となった。1936年(昭和11年)9月15日に会社合併により参宮急行電鉄の駅となった。神戸支線は伊勢神戸線に改称された。1941年(昭和16年)3月15日に大阪電気軌道との会社合併により、関西急行鉄道の駅となった。伊勢神戸線は神戸線に改称された。1944年(昭和19年)6月1日に南海鉄道との合併により、近畿日本鉄道の駅となった。1963年(昭和38年)4月8日に平田町までの路線延伸と同時に鈴鹿市駅に改称された。神戸線も鈴鹿線に改称された。2007年(平成19年)4月1日からICカードPiTaPaの使用が開始された。2015年(平成27年)7月1日に駅舎内にファミリーマート近鉄鈴鹿市駅店が開業、店舗スタッフが駅業務の一部を兼務するようになった。これに伴い、改札内のトイレ撤去と自動改札機設置の各工事も施工された。

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鈴鹿市駅は対向式ホーム2面2線で、平田町側に構内踏切がある。ホームは島式ホームのような形状になっており、構造的には2面4線にできそうな構造になっている。

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改札は1ヶ所で、下り平田町方面行きの2番線側にある。ICカード対応の自動改札機を完備しており、自動券売機もある有人改札となっている。

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改札内にトイレはなく、改札口付近にあるファミリーマートのトイレを利用するしかない。

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駅舎は非常に立派な鈴鹿市駅。立派な建物だが、商業施設などが入居している感じはしない。

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駅前のロータリーからは三重交通、鈴鹿市コミュニティバスが発着している。

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駅の北側には駐輪所が設けられている。

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対向式ホームとして使用されているが、ホームの屋根は島式ホーム風で、反対側にも線路が敷けそうな怪しげな構造の鈴鹿市駅ホーム。


鈴鹿市駅の2015年度1日あたりの乗車人員は1,911人で、定期利用者は1,354人となっている。定期比率は70.8%で定期利用者が多い。周辺にある神戸高校や鈴鹿市役所への通勤通学利用が多いものと思われる。10年前の2005年度と比べると7.3%増加しており、定期利用者は14.9%も増加している。その反面定期外利用者は7.6%減少しており、通勤通学の時間帯を除けば利用者は少ない。

  

鉄道コム

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