【関西各駅探訪第599回】近鉄名古屋線桃園駅

桃園

【急行停車駅昇格!ピーチ色の待合室に駅舎でアピール】

近鉄名古屋線桃園駅は三重県津市にある。2018年3月17日のダイヤ変更で、急行停車駅となった。急行停車駅に昇格したと言うより、普通列車の削減のため、急行を停めたと言うのが実のところだろう。桃園駅は1930年5月18日に参宮急行電鉄津線の駅として開業した。1941年3月15日に関西急行鉄道名古屋線の駅となり、1944年6月1日から近畿日本鉄道名古屋線の駅となった。2018年3月17日ダイヤ変更で急行停車駅となった。

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駅構内は対向式ホーム2面2線で、急行停車に際してホームが延伸され21m級車両6両編成が停車できるようになった。

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改札は1ヶ所で、上りホーム側にあり、下りホームからは構内踏切を渡り連絡する。

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改札は無人化されており、自動改札機や自動券売機の設置もない。ICカードリーダーが設置されており、ICカード利用は可能になっている。

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駅構内と駅舎は桃園駅に因んで桃色に塗られている。

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駅付近は住宅が建て込んでいるが、下り線側は田畑が広がっており、長閑な風景になっている。

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ホームから改札へはスロープが設けられ、バリアフリーに対応している。

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急行停車に備えて21m級6両編成停車に対応するためホームが延伸された。

桃園駅の2016年度1日あたりの乗車人員は264人で、うち定期利用者は194人となっている。定期比率は73.2%で、7割以上が定期利用者となっている。10年前の2006年度と比較すると全体で59.2%増、定期利用者は35.8%増、定期外利用者は202.0%増となっており、増加している。とはいえ、絶対数は少なく、利用者増のため急行が停車になったのではなく、列車のリストラを兼ねて急行が停車となったと見るべきだろう。

  

鉄道コム

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