【無人駅ながら駅ナカにパン工房がある】
北条鉄道法華口駅は兵庫県加西市にある。西国三十三所第26番札所の一乗寺への最寄駅だが、駅から5kmほど離れており、歩いて行ける距離にはない。駅舎は1915年の開業当時からの木造駅舎で、登録有形文化財となっている。法華口駅は1915年3月3日に播州鉄道の駅として開業した。1923年12月21日に播丹鉄道の駅となった。1943年6月1日には国有化された。1962年3月1日貨物の取り扱いが中止となり、1985年3月31日で国鉄北条線が廃止となり、翌4月1日から発足した第3セクター北条鉄道の駅となった。2012年11月3日に駅舎内にパン工房モンファボリが開店した。
駅構内はホーム1面1線で、かつては交換設備があったため、ホームの痕跡らしきものが残っている。
古びた木造駅舎は登録有形文化財となっている。交換設備を復活させる計画もあるが、遅々として進んでいない。
改札は1ヶ所だが、基本的には車内精算を行う。駅舎内にはパン工房があり、待合室などでパンを食べることができる。
駅には一乗寺の三重塔のモニュメントがある。
駅への入口と駅舎工房モンファボリの看板が立つ。
駅前は広くなっており、車の乗り入れもできるが、バス路線の乗り入れはない。駐輪場が整備されており、サイクリングの途中でパン工房に立ち寄り休憩する人も少なくない。