関西各駅探訪第46回〜神戸高速鉄道東西線西元町駅〜

神戸高速鉄道東西線西元町駅

西元町

西元町

【元町商店街に一番近い駅】

1.概要

神戸高速鉄道東西線西元町駅は、同線の阪神本線側からの路線上にあり、元町と高速神戸の間に位置している。このため、阪急電車は走っておらず、阪神電車と山陽電車が走るのみとなっている。阪神山陽直通特急のうち、黄色地に青文字の幕の直通特急が停車する。また、阪神本線特急も停車するため、普通高速神戸行きを加えてデータイムは毎時10本が停車する。

西元町

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西元町駅は1968年(昭和43年)4月7日に神戸高速鉄道の開通と同時に開業した。1991年(平成3年)4月7日に山陽特急の停車が取り止めとなった。1995年(平成7年)1月17日に発生した阪神・淡路大震災により被災し、営業を休止した。同年2月1日に阪神三宮〜高速神戸間が単線で運転再開され、当駅の営業を再開した。同年2月6日に阪神三宮〜高速神戸間の複線運転が再開された。1998年(平成10年)2月15日ダイヤ改正で、山陽特急の停車が再開された。この改正により設定された直通特急は通過となった。2001年(平成13年)3月10日ダイヤ改正で、当駅及び大開にも停車する直通特急が昼間時に設定された。2006年(平成18年)10月28日ダイヤ改正で、S特急の停車を取り止めた。2009年(平成21年)3月20日ダイヤ改正で、土曜・休日夜間の直通特急増発により、山陽特急の乗り入れがなくなった。2010年(平成22年)10月1日に山陽電気鉄道が当駅を含む区間の第二種鉄道事業を廃止した。これに伴い駅名標は阪神が使用しているデザインに変更された。

2.駅周辺

西元町駅は元町商店街の西端に位置している。元町駅よりも神戸駅の方に近く、付近はJR神戸線が走り、その北側の地下には阪急からの神戸高速鉄道東西線が走っている。付近にJRも阪急側の神戸高速線も駅がないが、神戸高速鉄道東西線花隈駅は比較的近くにある。

西元町

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3.駅構内

西元町駅は地下駅で、対向ホーム2面2線となっている。改札は2ヶ所あり、元町寄りに1ヶ所、高速神戸寄りに1ヶ所設けられている。高速神戸方がメイン改札で、元町方改札は無人となっている。

西元町

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東側の元町寄り改札は無人となっている。

西元町

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西元町駅東側出口は元町商店街に近く、北側には阪急からの神戸高速鉄道東西線の花隈駅もある。

西元町

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西側改札は有人改札となっている。こちらがメイン改札になるが、利用者はあまり多くない。

西元町

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西側改札を出ると元町、神戸周辺の街と阪神電車が描かれた壁画がある。

4.バス路線

西元町駅周辺にはバス停はなく、同駅周辺を発着する路線はない。

5.利用状況

2015年度の乗車人員は2,329人で、うち定期利用は1,005人となっている。10年前の2005年度の乗車人員は2,776人で、定期利用は1,180人だったので、定期利用、定期外利用ともに減少している。全般的に微減傾向で、神戸高速鉄道の中では大開、西代に次いで利用者が少ない。

西元町

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6.ダイヤ

データイムは直通特急が毎時2本、特急が毎時2本、普通が毎時6本停車する。直通特急、特急ともに元町からは西へは各駅に停車する。元町からは東へは特急運転を行うため、梅田方面への利用は便利である。

朝ラッシュ時は上りは直通特急が全て黒地赤文字の西元町未停車列車となり、特急の運転もないため、普通のみの停車となる。7時台は7本、8時台は5本と朝ラッシュ時の方がデータイムよりも停車本数が大幅に少ない。

夕方ラッシュ時も普通が中心で、18時台は特急1本、普通が7本運転される。普通のうち1本は山陽姫路行きとなっている。19時台は特急1本、普通8本の運転で、山陽姫路行き普通が2本運転される。

最終電車は下りが0時02分の高速神戸行き普通、上りが0時16分の石屋川行き普通となっている。

  

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