1.概要
路線名 | 三田線 |
---|---|
区間 | 有馬口~三田 |
営業キロ | 12km |
駅数 | 10駅 |
平均駅間距離 | 1.34km |
所要時分 | 20分 |
表定速度 | 36km/h |
軌間 | 1067mm |
電気方式 | 1500V直流電化 |
線路 | 単線(有馬口~岡場) |
複線(岡場~田尾寺) | |
単線(田尾寺~横山) | |
複線(横山~三田) | |
保安方式 | ATS |
最高速度 | 80km/h |
最大編成両数 | 4両 |
神鉄三田線は神戸市北区の有馬口と三田市の三田を結ぶ12.0kmの路線である。有馬口~岡場間は単線、岡場~田尾寺間は複線、田尾寺~横山間は単線、横山~三田間は複線となっている。有馬口では有馬線に全ての電車が直通している。横山からは公園都市線の電車が三田まで直通している。
駅番号 | 駅名 | 営業距離 | 駅間距離 | 所在地 | 開業年月日 |
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KB15 | 有馬口 | 0km | – | 神戸市北区 | 1928/11/18 |
KB21 | 五社 | 1.4km | 1.4km | 神戸市北区 | 1928/12/18 |
KB22 | 岡場 | 3.3km | 1.9km | 神戸市北区 | 1928/12/18 |
KB23 | 田尾寺 | 4.9km | 1.6km | 神戸市北区 | 1928/12/18 |
KB24 | 二郎 | 6.4km | 1.5km | 神戸市北区 | 1928/12/18 |
KB25 | 道場南口 | 7.3km | 0.9km | 神戸市北区 | 1928/12/18 |
KB26 | 神鉄道場 | 8.5km | 1.2km | 神戸市北区 | 1928/12/18 |
KB27 | 横山 | 10km | 1.5km | 三田市 | 1928/12/18 |
KB28 | 三田本町 | 11km | 1km | 三田市 | 1929/10/10 |
KB29 | 三田 | 12km | 1km | 三田市 | 1928/12/18 |
2.歴史
神鉄三田線は1928年(昭和3年)12月18日に唐櫃(現在の有馬口)~三田間が開業した。1929年(昭和4年)10月10日には三田本町駅が開業した。1951年(昭和26年)3月20日に唐櫃駅を有馬温泉口駅に改称した。1952年(昭和27年)10月1日に横山駅を電鉄横山駅に改称した。1954年(昭和29年)9月1日に有馬温泉口駅を有馬口駅に改称した。1979年(昭和54年)4月1日に二郎駅の読み方を「にろ」から「にろう」に変更した。
1985年(昭和60年)11月16日に岡場駅が200m三田寄りへ移転した。1988年(昭和63年)4月1日に電鉄横山駅を横山駅に改称した。同年4月2日から全線の最高速度が60km/hから70km/hへ引き上げられた。1990年(平成2年)5月20日に横山駅が100m三田寄りへ移転された。同年10月20日に道場川原駅を神鉄道場駅に改称した。1991年(平成3年)3月24日に横山~三田間が複線化された。同年4月17日に神鉄道場駅橋上駅舎化された。1995年(平成7年)11月26日ダイヤ改正で特快速が新設された。
1998年(平成10年)3月20日に岡場~田尾寺間の複線化が完成し、田尾寺駅は橋上駅舎化された。同年3月22日から有馬口~岡場間の最高速度が80km/hに引き上げられた。2001年(平成13年)3月31日に道場南口駅南側に第三車庫が完成した。同年6月から岡場~三田間の最高速度が80km/hに引き上げられた。2011年(平成23年)3月1日から駅構内の喫煙コーナーが廃止になり、駅構内が全面禁煙化された。
3.路線ガイド
- 有馬口
- 有馬口
- 有馬口
- 有馬口
- 有馬口
- 五社
- 五社
- 五社
- 五社
- 岡場
- 岡場
- 岡場
- 岡場
- 岡場
- 岡場
- 岡場
- 岡場
- 田尾寺
- 田尾寺
- 田尾寺
- 田尾寺
- 田尾寺
- 田尾寺
- 二郎
- 二郎
- 二郎
- 二郎
- 二郎
有馬口は2面4線で、三田線電車は1番線、3番線から発着している。有馬口を出ると左にカーブして有馬線と分かれる。有野川に沿って狭隘なところを走り、阪神高速の五社ICの下をくぐって1面1線の五社となる。急行停車駅で、特快速は通過する。五社を出ると有野トンネルに入る。トンネルを出てから有野川を渡り、高架に上がり市街地に入って2面4線の岡場となる。立派な高架駅となっているが、ラッシュ時以外は追い抜きはなく少々もてあまし気味の構内となっている。利用者は非常に多く、特快速の停車駅となっている。ラッシュ時には当駅始発の電車も設定されており、三田線では最大の駅となっている。駅西側には藤原台の住宅地が広がり、東側には阪神総合卸売団地がある。
- 道場南口
- 道場南口
- 道場南口
- 道場南口
- 道場南口
- 道場南口
- 神鉄道場
- 神鉄道場
- 神鉄道場
- 神鉄道場
- 神鉄道場
- 神鉄道場
- 神鉄道場
- 神鉄道場
- 横山
- 横山
- 横山
- 横山
- 横山
- 横山
- 横山
- 横山
- 横山
- 三田本町
- 三田本町
- 三田本町
- 三田本町
- 三田本町
- 三田本町
- 三田
- 三田
- 三田
- 三田
- 三田
- 三田
- 三田
岡場を出ると複線になる。この複線化は1998年に行われており田尾寺までの1駅間のみの複線化となっている。高架から下りてしばらく走って1面2線の田尾寺となる。橋上駅舎となっており、ここから再び単線に戻る。二郎いちごで有名ないちご園を見ながらの長閑な道中となり、中国自動車道の下をくぐる。有野川を渡って1面1線の二郎となる。再度有野川を渡って、左手に側線が見えてそれと合流すると道場南口となる。1面2線の交換駅となっている。有野川の支流の八多川を渡り、しばらく有野川に沿って走って1面1線の神鉄道場となる。複線化時には1面2線になるように準備がなされているが、田尾寺~横山間の複線化は凍結したままとなっている。駅東側には国鉄有馬線の遺構が各所に残っている。JR宝塚線の道場とは1km以上離れており、同一駅名だから乗り換え可能と思って乗るとえらい目に遭う。
左にカーブして、前方にトンネルから出てくる公園都市線の線路を見て右にカーブして横山に着く。横山は1面2線で公園都市線電車は全て三田まで直通する為、当駅折り返し電車の設定はない。横山からは複線になる。ここからは三田の市街地に入って行く。右にカーブして1面2線の三田本町となる。左にカーブして武庫川を渡り、前方にJR宝塚線の線路が見えると左にカーブして終点の三田に着く。三田は1面2線で、JR三田駅と並列に配置されている。三田駅前の再開発によりJRの橋上駅舎から下りると神鉄三田の駅舎に出るようになっている。乗り換えは比較的便利だが、大阪方面へ直通する電車があればなお便利である。