山陽電鉄本線(山陽明石~山陽姫路間)ガイド

伊保港

山陽明石を出ると左にカーブしてJR神戸線と分かれる。国道2号線と交差して2面3線の西新町となる。2015年に高架化されている。同駅を出ると右にカーブして進路を西に向けて真っ直ぐ進む。建物が多くて見えないが、海岸に近いところを走り2面2線の林崎松江海岸となる。このあたりは海水浴場が近くにあり、工場もたくさんある。次の藤江は2面3線でS特急停車駅となっている。近くに藤江漁港などがあり、長閑な漁村の風景と播磨の工場地帯が入り混じった光景が見られる。

右手から山陽新幹線が近づいてきて、2面2線の中八木を過ぎるとしばらくの間新幹線と並行して走り、それが離れていくと2面2線の江井ヶ島となる。このあたりまで来ると田畑が目立つようになる。

次の西江井ヶ島を出ると右手に国道250号線が並行して、さらにその向こうには山陽新幹線が少し離れたところを並行して走っている。山陽新幹線に隠れて見えにくいが、その向こうにはJR神戸線が走っている。山陽魚住はJR魚住とは少し離れている。明石高専への最寄駅となっているが、同高へはJR魚住の方が近い。次の東二見は3面5線で姫路方に東二見車庫がある。同駅は直通特急停車駅で、車庫があるため同駅折り返しの普通も多く設定されており、早朝夜間同駅発着の直通特急も運転されている。S特急は同駅から各駅に停まる。

東二見を出ると右手に東二見車庫を見ながら走り、それが途切れると2面2線に西二見となる。西二見は2004年に開業したまだ新しい駅である。播磨町に入り、右手から再び山陽新幹線が近づいてくるのが見えると2面2線の播磨町となる。同駅からしばらく山陽新幹線と並行して走る。加古川市に入って高架に上がって2面2線の別府となる。かつては近くを別府鉄道が走っていたが、今は遊歩道になっている。高架から下りて暫く走って2面2線の浜の宮となる。さらに真っすぐ北西方向に走り、加古川を渡る手前に2面2線の尾上の松がある。尾上の松付近には国鉄高砂線跡がある。

尾上の松を出ると左にカーブして山陽新幹線と分かれて、築堤を上がり加古川を渡る。加古川渡ると高砂市に入り、すぐに2面4線の高砂がある。高砂には直通特急が停車し、S特急の始発駅にもなっている。駅近くには国鉄高砂線が走っていた跡があり、遊歩道になっている。

高砂を出ると右にカーブして北西方向を向いて走り、2面2線の荒井となる。駅の南側には三菱重工やサントリーの工場がある。荒井を過ぎると法華山谷川を渡って2面2線の伊保となる。法華山谷川の対岸には高砂市役所がある。伊保を過ぎると北を向いて走り海から離れる。山陽曽根は2面2線で曽根天満宮に近い。山陽曽根を出ると天川を渡って、姫路市に入り2面4線の大塩となる。同駅は直通特急停車駅で、上りホームはホーム総延長が足りないため6両編成の直通特急は1両はみ出して停車している。このため5000系、5030系、阪神8000系、9000系、9300系にはドアカットの機能が追加されている。

大塩を出ると一旦高砂市に入って、すぐに姫路市に戻る。2面2線の的形を過ぎると高坪山付近で短いトンネルをくぐり2面2線の八家となる。少し町が開けてきて2面2線の白浜の宮となる。同駅付近はショッピングセンターなどが点在しており、海側には工業地帯もあり、朝夕の時間帯には直通特急も停車する。短いトンネルを抜けて2面2線の妻鹿を出ると市川を渡る。

飾磨区に入って2面3線の飾磨となる。飾磨は網干線の分岐駅で、両側をホームで挟まれた中線から網干線が発着しており、本線上下電車とホーム上で乗り換えできる構造になっている。かつては2面4線になっていたが、2面3線に改良され乗り換えが便利になった。姫路方に飾磨車庫がある。

飾磨を出ると右に90度カーブする。網干線は直進して分かれて行き、本線と網干線の間に飾磨車庫がある。北向きに進路をとり姫路市の中心部目指して走り、2面2線の亀山を過ぎると国道2号線がオーバークロスする。左手に手柄山が見えると2面2線の手柄となる。手柄山には遊園地や水族館、公園などがある。手柄を出るとJR山陽新幹線が高々架でオーバークロスして、続いてJR山陽本線、JR姫新線がオーバークロスする。かつてはJR在来線は地上を走っていたので、山陽が高架線を走り、アンダーパスしていたが、JR姫路駅の高架化により、上下が逆転した。JRの高架をくぐってから高架に上がり、姫路モノレールの残骸を右にカーブしながら山陽姫路となる。山陽姫路は4面4線のターミナル構造で駅構内は山陽百貨店につながっており改札は同百貨店の建物の中にある。

  

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