近鉄道明寺線ガイド【近鉄南大阪線とJR大和路線をフィーダーする路線】

柏原

柏原

1.路線概要

会社名 近畿日本鉄道
路線名 道明寺線
区間 道明寺~柏原
営業キロ 2.2km
駅数 3駅
平均駅間距離 1.1km
所要時分 4分
表定速度 33km/h
軌間 1067mm
電気方式 1500V直流
線路 単線
保安方式 ATS
最高速度 65km/h
最大編成両数 2両

近鉄道明寺線は道明寺と柏原を結ぶ2.2kmのミニ路線である。道明寺で近鉄南大阪線と接続、柏原でJR大和路線と連絡している。全線単線となっており、線内運転の電車がワンマン運転されるのみとなっている。

駅番号 駅名 駅間キロ 営業キロ 所在地
N15 道明寺 0km 藤井寺市
N16 柏原南口 1.6km 1.6km 柏原市
N17 柏原 0.6km 2.2km 柏原市

2.歴史

近鉄道明寺線は1898年(明治31年)3月24日に河陽鉄道として柏原~道明寺間が開業した。1899年(明治32年)5月11日に河南鉄道が河陽鉄道の路線を継承した。1911年(明治44年)11月12日に大和橋駅が開業した。1919年(大正8年)3月8日に河南鉄道が大阪鉄道に社名を変更した。1924年(大正13年)6月1日に全線が電化された。大和橋駅を柏原南口駅に改名し、現在位置に移転した。1943年(昭和18年)2月1日に関西急行鉄道が大阪鉄道を合併し同社の路線となった。1944年(昭和19年)6月1日に関西急行鉄道と南海鉄道の合併により発足した近畿日本鉄道の路線となった。1968年(昭和43年)9月26日に自動列車停止装置(ATS)の使用を開始した。1990年(平成2年)3月15日ダイヤ変更で、昼間時毎時3本から4本に増発された。1999年(平成11年)3月16日からワンマン運転を開始した。2001年(平成13年)10月14日に各駅でJスルーカードの取り扱い開始した。2006年(平成18年)3月21日ダイヤ変更で昼間時毎時4本から3本に減便された。2007年(平成19年)4月1日に各駅でPiTaPa・ICOCAの取り扱い開始した。2009年(平成21年)3月1日にJスルーカードの自動改札機・のりこし精算機での取り扱いを終了した。2012年(平成24年)3月20日ダイヤ変更で昼間時毎時3本から2本に減便された。

3.路線ガイド

道明寺は2面3線になっており、南大阪線が2面2線を使用し、道明寺線は行き止まり式ホームの1番線から発着している。南大阪線とは側線を介して線路がつながっている。道明寺を出ると右にカーブして南大阪線と分かれ、大和川の支流石川に沿って走る。道明寺では南大阪線も左に急カーブしているが、地図上で見ると道明寺線は真っすぐ北上し、南大阪線は左に90度カーブしている。これは南大阪線の複雑な歴史的背景を現す一端となっている。大和川を渡り、渡り終えるとすぐに1面1線の柏原南口がある。築堤上に駅があり、近鉄大阪線の安堂駅にも近い。築堤から下りて右手からJR大和路線が近いづいてきて、それと並行して走り終点の柏原となる。柏原はJRのホームを間借りするような格好になっており、大和路線2番線ホームの向かい側に行き止まり式ホームで1番線が設けられ、道明寺線はそこから発着している。

  

鉄道コム

タイトルとURLをコピーしました