南海2300系【4編成すべてに愛称が付く転換クロスシートのズームカー】

2302F

2302F

会社名 南海電気鉄道
形式 2300系
使用線区 南海高野線
製造メーカー 東急車輌
制御方式 IGBT素子VVVFインバータ制御
1C2M×4群
主電動機 かご形三相誘導電動機定格100kW
ブレーキ 電磁直通空気ブレーキ(回生ブレーキ併用、応荷重装置付)
台車 FS-541B
最高速度 100km/h
加速度 3.1km/h/s
減速度(通常) 3.8km/h/s
減速度(非常) 4km/h/s
製造初年 2005年
電気方式 直流1500V
軌間 1067mm
保安装置 ATS
座席定員 31人(116人)
扉枚数・座席形状 2扉転換クロスシート
車端部の一部はロングシート
車体 17m級ステンレス製
所属 千代田検車区
編成 2両
既存両数 8両(2024年12月現在)

南海2300系は2005年3月31日から営業運転を開始した17m級車両。利用の少ない橋本以南の山岳区間で、2両編成での運転を行うため投入された。基本的には2000系をベースにした車両だが、高野山の世界遺産登録により、転換クロスシートの導入、外観塗装の変更などが実施され、オリジナル色が濃い車両となった。

IGBT素子によるVVVFインバータ制御で、出力100KWのかご形三相誘導電動を使用する。2両とも電動車で、1C2M×4群で制御を行う。山岳区間に対応するため、抑速ブレーキを備える。設計最高速度は120km/h、起動加速度は3.1km/h/s、減速度は3.8km/h/s(常用)で、2000系と同等の性能を有する。


車体外装は前面は朱色に塗られ、側面はステンレスボディに暖色系のグラデーションを施すデザインで、2000系などの南海標準の外観とは一線を画す車両となった。車内は1-2配列の転換クロスシートが採用され、運転室後ろにも2-2配置の転換クロスシートが設置された。2両編成4本が製造され、編成それぞれに愛称が付けられている。愛称名はさくら、はなみずき、しゃくなげ、コスモスの4種。

営業運転開始当初は橋本以北への乗り入れ運用もあり、難波でもその姿が見られたが、2008年11月1日ダイヤ改正以降、橋本以北への乗り入れはなくなった。現在は橋本以南の普通列車での運用のみとなっている。

南海2300系 8両
  ←橋本 極楽橋→
愛称名 2301Mcp 2351Mcp 製造年月 メーカ
さくら 2301 2351 2005年3月 東急車輛
はなみずき 2302 2352 2005年3月 東急車輛
しゃくなげ 2303 2353 2005年3月 東急車輛
コスモス 2304 2354 2005年4月 東急車輛

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