【インバウンド増加により新製された関空特急はるかの増結車両】
会社名 | 西日本旅客鉄道 |
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形式 | 271系 |
使用線区 | JR東海道本線・大阪環状線・関西本線・阪和線・関西空港線 |
製造メーカー | 近畿車輌 |
所属 | 吹田総合車両所日根野支所 |
編成 | 3両 |
既存両数 | 18両 |
扉枚数・座席形状 | 20m級1扉回転式リクライニングシート |
制御方式 | フルSiC-MOSFET素子VVVFインバータ(静止形インバータ一体型)1C2M |
主電動機 | かご形三相誘導電動機定格220kW |
ブレーキ | 回生併用電気指令式空気ブレーキ |
台車 | 軸梁式ボルスタレス台車 |
最高速度 | 130km/h |
加速度 | 1.8km/h/s |
減速度(通常) | 4.6km/h/s |
減速度(非常) | 5.2km/h/s |
製造初年 | 2019年 |
電気方式 | 直流1500V |
軌間 | 1067mm |
保安装置 | ATS-SW,ATS-P |
座席定員 | |
車体 | アルミ製 |
JR西日本271系は2019年に登場した関空特急はるかの増結用車両である。インバウンドの増加により関空特急はるかの輸送量が増加し、それに対応するため、3両増結し、全列車9両編成で運転されるために2019年度に3両編成5本が新製された。2020年3月14日ダイヤ改正後に運用を開始したが、コロナウィルス感染拡大の影響を受けて、同年4月1日から関空特急はるかの減車が行われ、全列車6両編成での運転となり、271系は同日以降運用がなくなり休車中である。
主電動機はかご形三相誘導電動機定格220kWを使用し、287系などと同様に0.5M方式を採用している。制御方式は323系などと同様に1C2MのフルSiC-MOSFET素子VVVFインバータ(静止形インバータ一体型)制御を採用した。
車体はアルミ製で、先頭車両には貫通扉が設置されている。271系同士の併結では連結間に幌を設けて行き来できるが、281系との併結では幌を使用することができないため車両間の行き来ができない。281系と同様のカラーリングになっており、スクエアドットと呼ばれる青色の模様が継承されている。運用開始前にハローキティラッピングが行われており、5編成ともハローキティラッピングが施工されている。
車内は281系の雰囲気を継承しつつ、座席などは大幅に改良されている。車両妻部には多言語表示にも対応した液晶ディスプレイ2画面による情報案内装置が設置された。JR西日本の在来線車両では初めて全ての座席にモバイルコンセントを完備している。荷物置き場は、281系ではデッキ部に3段式で設置されていたものを、大型スーツケースを考慮して2段式となり、客室内に設置された。客室、荷物置場、デッキなど、セキュリティ強化のため1両あたり8〜9台の防犯カメラが設置されている。車いす対応の大型トイレを備え、洗面台には鏡にLED照明が埋め込まれ、自動で水やハンドソープが出るようになっている。車内ではフリーWi-Fiによるインターネットの接続も可能となっている。
付属 | ←京都 | 関西空港→ | |
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クモハ270 | モハ270 | クモハ271 | |
Mcp | Mp | Mc | |
HA651 | 1 | 1 | 1 |
HA652 | 2 | 2 | 2 |
HA653 | 3 | 3 | 3 |
HA654 | 4 | 4 | 4 |
HA655 | 5 | 5 | 5 |
HA656 | 6 | 6 | 6 |