JR阪和線平日夕方ラッシュ時ダイヤ【2023年3月18日改正】

225系HF608区間快速熊取

1．概要

JR阪和線平日夕方ラッシュ時ダイヤは30分サイクルで運転されている。30分サイクルに関空特急はるか1本、関空紀州路快速2本、快速2本、普通2本が運転されるのが基本となっている。これに加えて毎時1本特急くろしおが運転されている。普通は毎時5本の運転だったが、2022年3月12日ダイヤ改正で、毎時4本の運転となった。このダイヤ改正では和歌山行きの快速が減少し、大半の電車が日根野止まりとなった。また、17時台前半の快速2本が区間快速に置き換えられた。

2．2023年3月18日ダイヤ改正

2023年3月18日ダイヤ改正では阪和線内での大きなダイヤ変更はなかった。関空特急はるか、特急くろしおが大阪駅地下ホーム開業により大阪駅停車となった。これにより夕方ラッシュ時間帯では大阪から和泉府中、日根野、和泉砂川などへの利便性が高くなった。

3．特急

281系HA602関空特急はるか43号

特急くろしおは毎時1本の運転が基本で、19時台のみ2本が運転されている。毎時35分が白浜、新宮方面行きで、19時05分は和歌山行きの通勤特急的な役割の列車となっている。くろしおの和歌山までの停車駅は日根野、和泉砂川で、日根野に停車し、関西空港から和歌山方面への利便性を確保し、天王寺や新大阪などから和泉砂川への通勤輸送も担っている。

関空特急はるかは本来であれば毎時2本の運転で、30分毎に運転されている。コロナ禍により半数が運休していたが、2022年11月1日から通常運転に戻った。この時間帯のはるかは和泉府中、日根野に停車し、通勤客の利便性を確保している。

2023年3月18日ダイヤ改正から関空特急はるか、特急くろしおは大阪駅地下ホームに乗り入れている。大阪から和泉府中、日根野、和泉砂川など特急停車駅は利便性が高まった。

4．関空紀州路快速

223系HE415編成関空紀州路快速

関空紀州路快速は毎時4本が運転されている。大阪環状線の夕方ラッシュ時ダイヤ見直しにより増発された。関空快速の停車駅は天王寺から堺市、三国ヶ丘、鳳、和泉府中、東岸和田、熊取、日根野、りんくうタウンでデータイムと同じになっている。紀州路快速の停車駅もデータイムと同じで、日根野以遠は各駅に停車となる。天王寺発12・30・44・59分に運転されている。関空紀州路快速は全て223系・225系8両編成で運転され、日根野で4両に分割して関西空港、和歌山へと向かう。

紀州路快速は2022年3月12日ダイヤ改正で、快速のほとんどが日根野止まりとなったため、日根野以南に直通する唯一の普通電車となった。日根野以南では各駅に停車するため、和歌山への速達列車は特急のみとなった。

5．快速

225系HF607編成快速日根野

快速は毎時4本が運転されている。全て天王寺始発で、2022年3月12日ダイヤ改正以前は和歌山行きと日根野行きが交互に運転されていた。天王寺発07・37分が和歌山行き、23・52分が日根野行きだったが、同改正で和歌山行きは19時台の1本を除きなくなり、日根野止まりとなった。

停車駅は天王寺から堺市、三国ヶ丘、鳳、和泉府中、東岸和田、熊取、日根野、和泉砂川、紀伊、六十谷。前述した通り、和歌山まで直通する快速は19時台に1本だけとなった。快速は223系・225系の8両編成が使用されている。

6.普通

225系HF438編成普通熊取

普通は2022年3月12日ダイヤ改正以前は毎時4～5本の運転だったが、同改正で毎時4本の運転となった。天王寺発ベースでは15分毎の等間隔運転になった。
普通は鶴ケ丘、杉本町、上野芝で特急や快速の待避を行う。鳳・和泉府中・東岸和田・熊取で快速と緩急接続、特急の待避を行う。19時台に1本和歌山行きがあるだけで、他は日根野や熊取までの運転となっている。和歌山行きは日根野以南和泉砂川で特急くろしおと緩急接続を行う。普通は225系6両編成を中心に、223系・225系4両編成が使用されている。