阪急京都本線平日の夜間ダイヤは梅田発20時台、21時台が20分サイクル、22時台は10分サイクルと20分サイクルの中間のようなダイヤ、23時台は15分サイクルで運転されている。
梅田発20時台、21時台は夕方ラッシュ時ダイヤの延長で、20分サイクルに通勤特急、快速急行、準急が各1本、普通河原町行、普通北千里行き、天下茶屋発高槻市行きが各1本の運転となっている。通勤特急、快速急行を軸としたダイヤは夕方ラッシュ時と同じだが、20時以降は20時03分の快速の運転を最後に、梅田発の
準急が運転されるようになる。堺筋準急の運転もなくなり、優等列車の本数はデータイムよりも少なくなる。準急は通勤特急の前を走り、茨木市で緩急接続を行う。この時間帯でも、堺筋方面からの帰宅客は多く、茨木市で準急から通勤特急に乗り換える逆の流れも意外に大きい。茨木市での緩急接続は堺筋方面から高槻市以東への連絡の意味もあるものと思われる。もっともこの時間帯に通勤特急が
必要かどうかは疑問が残るところだ。十三を出た時点ではこの時間帯は通勤特急も快速急行も夕方ラッシュ時ほどは混雑していない。通勤特急の運転は19時台で止めて、20時台からは快速急行のみの運転とした方がよいのではなかろうか。2010年3月14日ダイヤ改正以前は準急が淡路で通勤特急に追い抜かれていたので、この時間帯でも快速急行が異常に混み合うという事態になっていた。それが解消されただけでも現在のダイヤは進歩しているが、さらに踏み込んだ改善をお願いしたい。
22時台からは快速急行と普通の2本立てのダイヤとなる。20時台以降もこれに準急を運転するダイヤでよい。
23時台から15分サイクルとなる。この時間帯も快速急行と普通の2本立てで運転される。
最終の優等は河原町行きが梅田発23時45分の快速急行、桂行きが梅田発0時00分の準急となっている。最終の優等は長らく高槻市行きだったが、2010年3月14日ダイヤ改正で桂行きとなった。また、2007年3月17日改正以前は高槻市行きの急行が運転されていた。普通の最終は梅田発0時10分の高槻市行き、梅田発0時25分の正雀行きで、さらにこの後、堺筋線から最終の普通正雀行きが天下茶屋発0時18分、淡路発0時41分にある。
下り河原町発の最終は快速急行梅田行きが河原町発23時15分、快速急行の高槻市行きが河原町発23時30分にあり、これが優等列車の最終となっている。快速急行高槻市行きは2013年12月21日ダイヤ改正で新設された。同列車は長岡天神で梅田行き最終の普通と連絡している。普通は河原町発23時25分が梅田行き最終、河原町発23時50分が正雀行き最終、河原町発0時47分が桂行き最終となっている。23時台後半から入庫を兼ねた桂行き普通が6本運転されている。