寝台特急日本海変遷

EF81-106日本海

EF81-106

日本海の愛称は1950年11月8日ダイヤ改正で大阪~青森間の急行列車に使用されたことから始まる。1968年10月1日ダイヤ改正では大阪~青森間に寝台特急が新設され、この列車の愛称名を日本海とした。従来運転されていた夜行急行は運転を継続し、愛称名を急行きたぐにに改称した。寝台特急日本海は20系客車が使用された。
1975年3月10日ダイヤ改正では湖西線が開業し、日本海も湖西線経由に変更された。同時に使用車両も20系から14系に変更された。これにより食堂車の連結は中止された。また、14系座席車を使用した季節列車日本海を1往復新設。定期列車同様大阪~青森間で運転された。
1976年3月15日ダイヤ改正では季節列車の使用車両を14系座席車から24系25形寝台車に変更した。
1978年10月2日ダイヤ改正では季節列車1往復を定期列車に格上げした。14系客車を24系24形に置き換えた。これにより24系24形、24系25形各1往復での運転となった。
1982年11月15日ダイヤ改正では24系24形使用の1往復を24系25形に置き換え、宮原客車区所属の24系25形2往復での運転となった。これによりA寝台の連結がなくなり、つるぎも含めて日本海縦貫線を走る寝台特急はモノクラス編成となった。
1984年2月1日ダイヤ改正では日本海2・3号の受け持ちが宮原客車区から青森運転所に変更された。以降2・3号は青森持ちとなった。
1985年3月14日ダイヤ改正で、車両の動き等はなかったが、その他のブルトレと同様に機関車へのヘッドマークの取り付けを再開した。
1986年夏季期間より日本海1・4号にマニ50荷物車を使用した日本海モトとレールの運転を開始。寝台列車を利用したライダーとオートバイの搬送を開始した。

ED79-13日本海

ED79-13

1988年3月13日ダイヤ改正、青函トンネルが開業し、日本海1・4号が青函トンネルを経由し、函館まで運転されるようになった。従来1・2号がJR西日本、3・4号がJR東日本受け持ちで運転されていたが、1・4号をJR西日本、2・3号をJR東日本受け持ちに変更した。1・4号は従来通り24系25形モノクラス編成で運転され、青森で基本編成と付属編成の増解結を行った。2・3号は24系24形を使用し、同改正からA寝台開放の連結を開始した。
1998年8月日本海1・4号にて夏季期間に実施してきた日本海モトとレールが終了した。
1998年12月1日から日本海1・4号にA寝台個室シングルDXを連結。寝台特急瀬戸の285系サンライズ化に伴う余剰となったA寝台個室シングルDXを整備して転用。

EF81-104日本海

EF81-104

2006年3月18日ダイヤ改正では日本海1・4号の運転区間を大阪~青森間に短縮。青函トンネル乗り入れがなくなった。大阪から北海道方面への直通列車は不定期のトワイライトエクスプレスのみとなった。
2008年3月15日ダイヤ改正で日本海2・3号が廃止された。車両に関しては2・3号で使用していた青森車両センターの24系を継続して使用。1・4号に使用していた宮原運転所の24系が廃車となった。2010年12月4日ダイヤ改正では東北新幹線新青森駅開業に伴い、日本海も新青森駅停車となった。2012年3月17日ダイヤ改正で大阪~青森間の寝台特急日本海は廃止となり、長年に渡る歴史に幕を下ろすことになった。
2012年3月17日ダイヤ改正以降、2012年ゴールデンウィーク、お盆期間、年末年始に臨時寝台特急日本海が定期時代と同様のダイヤで運転された。編成は6両編成でB寝台のみのモノクラス編成が使用されている。

EF81-108臨時日本海

EF81-108

  

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