【関西各駅探訪第996回】南海本線湊駅

湊

【湊村に由来する駅名だが周辺の地名は出島として定着している】

南海本線湊駅は大阪府堺市にある。堺から一つ南にある駅で準急以下の電車が停車する。普通車は堺で優等列車と緩急接続するため、大阪方面へは優等列車乗り換えで速達性が確保されているが、和歌山市方面へは岸和田まで緩急接続駅がないため、岸和田まで普通に乗ることになる。電車はデータイムに普通が毎時4本運転されている。平日朝ラッシュ時上り7時台には準急2本、普通6本が運転されている。平日夕方ラッシュ時下り18時台には普通が7本運転されている。

湊

湊駅は1897年10月1日に南海鉄道堺~佐野(現泉佐野)間開通とともに開業した。1944年6月1日に近畿日本鉄道に合併され同社の駅となり、戦後1947年6月1日に南海電気鉄道の駅となった。1983年7月3日に上り線が高架化され、1985年5月7日に下り線が高架化された。

湊

駅構内は高架ホーム1面2線で、ホーム有効長は21m級車両8両分あるが、現在は6両分で柵が設けられており、6両編成以下しか停車できない。

湊

ホームから改札がある地上へはエレベータが設置されている。

湊

ホームからコンコースへは上りエスカレータも設置されている。

湊

改札は1ヵ所で有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機、自動券売機、自動精算機が設置されている。

湊

出口も2ヶ所で駅の東西に出ることができる。東側には駅前広場があるが、バスなどの乗り入れはない。東へ700mほどの距離に阪堺線が走っており、御陵前電停がある。

湊

西口は商店や住宅が建ち並んでいる。西側には府道34号線が走っており、出島の交差点などがある。その向こうには阪神高速湾岸線が走っており、その西側は堺臨海の工場地帯になっている。

乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2017年度 3,270 2,050 1,220 62.7%
2007年度 3,453 2,177 1,276 63.0%
対07年度比 94.7% 94.2% 95.6%  

湊駅の2017年度1日あたりの乗車人員は3,270人で、うち定期利用者は2,050人となっている。定期比率は62.7%で、定期利用者は6割強となっている。10年前の2007年度と比較すると全体で5.3%減、定期利用者は5.8%減、定期外利用者は4.4%減となっており、微減傾向にある。

このエントリーをはてなブックマークに追加

  

鉄道コム

タイトルとURLをコピーしました