【関西の奥座敷有馬温泉の玄関口】
神戸電鉄有馬線有馬温泉駅は神戸市北区にある。山深い温泉地にある駅だが、ここも三宮などと同じ神戸市内である。有馬線の終点で、道後温泉、白浜温泉などと並ぶ日本三古湯の一つ有馬温泉への最寄駅となっている。駅から徒歩で温泉街に行くことができる。電車は有馬口からのピストン運転で主体で、新開地方面への直通電車は少ない。データイムは毎時4本15分毎の運転。平日朝ラッシュ時7時台には新開地行きが4本運転されている。平日夕方ラッシュ時も毎時4本の運転となっている。有馬温泉駅は1928年11月28日に神戸有馬電気軌道の電鉄有馬駅として開業した。1929年に有馬温泉駅に改称された。1947年1月9日に神有三木電気鉄道の駅となった。
駅構内はホーム1面2線で、行き止まり式になっている。ホーム有効長は18m級車両4両分となっている。
ホームから改札へはスロープ状になっており、バリアフリーにも対応している。
改札は1ヶ所で頭端部に駅舎があり、小さな駅ビルの中に改札がある。有人改札でICカード対応の自動改札機と自動券売機、自動精算機が設置されている。
駅改札外には大型のコインロッカーも設置されている。
駅舎内には土産物屋もあり、温泉地の駅らしいところがある。
出口は1ヶ所で東側に出られる。駅前は非常に狭く、有馬温泉に続く道路が走るため、車の交通量も多い。
駅前には小さなロータリーがあり、バスやタクシーが発着している。
駅から徒歩5分ほどの距離に温泉街がある。
有馬温泉 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2017年度 | 1,616 | 378 | 1,238 | 23.4% |
2007年度 | 1,551 | 438 | 1,112 | 28.3% |
対07年度比 | 104.2% | 86.3% | 111.3% |
有馬温泉駅の2017年度1日あたりの乗車人員は1,616人で、うち定期利用者は378人となっている。定期比率は23.4%で、定期利用者は3割以下となっている。10年前の2007年度と比較すると全体で4.2%増、定期利用者は13.7%減、定期外利用者は11.3%増となっており、定期外利用者は増加している。