【かっぱがベンチで佇む特急停車駅】
JR播但線福崎駅は兵庫県神崎郡福崎町にある。福崎町は民俗学者柳田國男の出身地で、駅には河童のモニュメントがあちこちに置かれている。特急はまかぜは国鉄時代は播但線内ノンストップで運転されていたが、JR 発足後、智頭急行が開業して陰陽連絡列車の役割が薄れたこともあり、福崎や寺前にも停車するようになった。朝夕には普通列車の当駅折り返しも設定されている。データイムは毎時1〜2本の運転で、特急はまかぜも下り2本、上り1本がこの時間帯に運転されている。平日朝ラッシュ時上り姫路方面へは7時台に3本、8時台に特急1本、普通3本が運転されている。平日夕方ラッシュ時下りは19時台に特急1本、普通2本が運転されている。
福崎駅は1894年7月26日に播但鉄道の駅として開業した。1903年6月1日に山陽鉄道の駅となった。1906年12月1日に国有化された。1909年10月12日には線名制定により播但線の駅となった。JR 発足後の1996年3月16日に特急はまかぜ3往復が停車するようになった。2016年3月26日からICカードの利用が可能になった。
駅構内はホーム2面3線で、下り側が島式ホーム、上り側が対向式ホームになっている。
ホーム有効長は20m級車両6両分ある。播但線ではかつては長編成の客車列車が運行されていたが、現在は2両編成が主体で、ラッシュ時間帯とはまかぜの一部が6両編成で運転される。
改札は1ヶ所で、上りホーム側に駅舎がある。改札は有人で、ICカードリーダーと自動券売機が設置されている。みどりの窓口はなく、みどりの券売機が設置されている。
出口も1ヶ所で東側に出られる。かっぱのふくちゃんさくちゃんが出迎えてくれる。
駅前にはロータリーが整備され、バス路線やタクシーが乗り入れている。
駅のベンチでは河童と将棋が指せるようになっている。
福崎 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2016年度 | 1,733 | 1,290 | 443 | 74.4% |
2006年度 | 2,383 | 1,842 | 541 | 77.3% |
対06年度比 | 72.7% | 70.0% | 81.9% |
福崎駅の2016年度1日あたりの乗車人員は1,733人で、うち定期利用者は1,290人となっている。定期比率は74.4%で、定期利用者が7割以上を占めている。10年前の2006年度と比較すると全体で27.3%減、定期利用者は30.0%減、定期外利用者は18.1%減となっている。