【大日本紡績貝塚工場への貨物駅として設置された】
JR阪和線東貝塚駅は大阪府貝塚市にある。区間快速が停車する駅で、東岸和田の一つ和歌山寄りにある。待避線を有しており、時間帯によっては優等列車や快速が普通を追い抜く。データイムは区間快速が毎時4本運転されている。平日朝ラッシュ時上り7時台は普通のみが7本運転されている。平日夕方ラッシュ時下り19時台には普通が5本運転されている。
東貝塚駅は1934年9月24日に阪和貝塚駅として開業した。大日本紡績貝塚工場への貨物列車運行のため設置された駅で、貨物駅としては1934年4月26日から稼働していた。1940年12月1日に南海鉄道に合併され、同社山手線の駅となった。1941年8月1日に東貝塚駅に改称された。1944年5月1日に戦時買収により国有化され国鉄阪和線の駅となった。
駅構内はホーム2面4線で、ホーム有効長は20m級車両6両分ある。
待避線は8両編成まで待避できる構造になっており、待避線は長く取られている。
西側には保線基地もある東貝塚駅構内。
和歌山方に地下道があり、改札へと繋がっている。エレベーター、エスカレーターはなく、バリアフリーには対応できていない。
改札は1ヶ所で、下り線の東側にある。有人改札で、ICカード対応の自動改札機と自動券売機、自動精算機が設置されている。以前はみどりの窓口が設置されていたが、みどりの券売機設置に置き換えられた。JR西日本では今後みどりの窓口をみどりの券売機に置き換えていく方針だ。
出口も1ヶ所で、東側に出られる。駅周辺は狭く、タクシーの乗り入れがあるだけで、バス路線の乗り入れはなく、ロータリーなどもない。
東貝塚 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2017年度 | 2,447 | 1,901 | 546 | 77.7% |
2007年度 | 2,046 | 1,542 | 504 | 75.4% |
対07年度比 | 119.6% | 123.3% | 108.3% |
東貝塚駅の2017年度1日あたりの乗車人員は2,447人で、うち定期利用者は1,901人となっている。定期比率は77.7%で、定期利用者が8割近くを占めている。10年前の2007年度と比較すると全体で19.6%増、定期利用者は23.3%増、定期外利用者は8.3%増となっている。