【関西各駅探訪第855回】近鉄吉野線吉野駅

吉野

【千本桜で有名な吉野山への最寄駅】

近鉄吉野線吉野駅は奈良県吉野郡吉野町にある。吉野線の終点で、吉野観光の玄関口になっている。かの有名な吉野の千本桜がある吉野山へはケーブルに乗り換えとなる。電車はデータイムは特急と急行が毎時2本運転されている(平日は特急は毎時1本)。平日朝ラッシュ時上り6時台には特急2本、急行3本が運転されている。平日夕方ラッシュ時下りは18時台、19時台に特急と急行が各2本ずつ運転されている。吉野駅は1928年3月25日吉野鉄道六田からの延伸とともに開業した。1929年8月1日に大阪電気軌道の駅となった。1941年3月15日に関西急行鉄道の駅となった。1944年6月1日に近畿日本鉄道の駅となった。

吉野

駅構内は3面4線の行き止まり式ホームになっている。ホーム有効長は21m級車両4両分ある。

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2番線、3番線は両側をホームに挟まれており乗降が分離されている。1番線、2番線は特急、3番線は急行が主に使用する。

吉野

4番線は通常時には使用されていない。春の臨時ダイヤ時に使用される。

吉野

各ホームは行き止まり式になっており、その先に改札がある。

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改札は1ヶ所で有人改札になっている。ICカードリーダーと自動券売機、自動精算機が設置されている。

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自動券売機の設置とともに特急券販売所も設置されている。特急券自動券売機の設置はない。

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駅舎は大屋根が特徴の寺社風の造りになっている。

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吉野駅の駅名板には吉野杉が使用されている。

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出口も1ヶ所で、駅前には土産物屋や食堂などが軒を並べている。

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駅周辺は広く取られているが、車の乗り入れはなく、バスは少し離れたところにバス停がある。

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駅から南へ少し歩くと吉野山に向かうロープウェイ乗り場がある。

吉野 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2016年度 452 36 416 7.9%
2006年度 398 54 344 13.5%
対06年度比 113.4% 66.6% 120.8%  

吉野駅の2016年度1日あたりの乗車人員は452人で、うち定期利用者は36人となっており、定期利用者はわずか7.9%となっている。10年前の2006年度と比較すると全体で13.4%増で、定期利用者は33.4%減、定期利用者は20.8%増となっている。

  

鉄道コム

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