【巨椋干拓地を開拓した水田と住宅地が広がる】
近鉄京都線向島駅は京都市伏見区にある。駅周辺は、西側に巨椋池を干拓してできた水田が広がり、東側には団地や住宅地が建ち並んでいる。丹波橋以遠各駅に停まる準急が停車する。準急の本数は少なく、普通の運転が基本となっている。向島駅は、1979年3月30日に桃山御陵前〜小倉間に、新設された後発の駅である。1984年11月28日に待避線が設置された。2000年3月15日ダイヤ変更で準急停車駅となった。
電車は昼間時普通が毎時6本の運転で、京都行きが4本、地下鉄直通国際会館行きが2本運転されている。平日朝ラッシュ時上り京都方面へは、8時台に準急2本、京都行き普通5本、地下鉄直通国際会館行き2本が運転されている。平日夕方ラッシュ時下りは、18時台に準急1本、京都発の普通が4本、地下鉄国際会館発の普通が3本運転されている。
駅構内はホーム2面4線で、ホーム有効長は21m級車両6両分ある。
ある意味貴重な古いLED表示の種別行先表示がある向島駅。
駅の西側には保線基地がある。
大和西大寺方には渡り線があり、当駅折り返し電車の設定も可能な配線となっている。
駅舎は橋上化されており、ホームから改札へはエレベーター、エスカレーターが設置されている。
改札内には近鉄エキファミのファミリーマートの店舗がある。
改札は2ヶ所で、有人改札とエレベーター用の無人改札がある。有人改札はICカード対応の自動改札機と自動券売機、自動精算機が設置されている。
エレベーター専用改札はICカード対応の自動改札機のみが設置されている。
特急券販売窓口があり、特急券や定期券を購入することができる。
出口は2ヶ所で、東西に出られる。東口がメインとなっている。
東口にはロータリーがあり、各方面へ近鉄バス、京都京阪バス、奈良交通のバスが運行されている。
東口には駐輪場も設置されている。
西口は周辺に広大な田畑が広がっているだけだが、少し離れたところに種智院大学があり、学生の利用がある。
向島 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2016年度 | 8,781 | 5,511 | 3,270 | 62.8% |
2006年度 | 9,693 | 6,227 | 3,466 | 64.2% |
対06年度比 | 90.6% | 88.5% | 94.4% |
向島駅の2016年度1日あたりの乗車人員は8,781人で、うち定期利用者は5,511人となっている。定期比率は62.8%で、定期利用者が6割強を占めている。10年前の2006年度と比較すると全体で9.4%減、定期利用者は11.5%減、定期外利用者は5.6%減となっている。