【関西各駅探訪第812回】近鉄信貴線信貴山口駅

信貴山口

信貴山口

【虎党もお参りに来る朝護孫子寺の玄関口】

近鉄信貴線信貴山口駅は大阪府八尾市にある。信貴山への玄関口で、高安山へ上がるケーブルに連絡している。ケーブルの終点高安山からは近鉄バスが出ており、信貴山門まで直通している。信貴山口駅は1930年12月15日に、大阪電気軌道信貴線、信貴山電鉄鋼索線の駅として開業した。1931年11月2日に信貴山電鉄は信貴山急行電鉄となり、同社の駅となった。1944年1月7日には信貴山急行電鉄が不要不急路線として休止された。同年4月1日に会社合併により、関西急行鉄道の駅となり、同年6月1日には近畿日本鉄道の駅となった。戦後1948年7月1日に東高安に改称された。1957年3月21日に信貴山口に再改称された。旧信貴山急行電鉄鋼索線が、近鉄西信貴鋼索線として運行を再開した。

信貴山口

信貴山口

駅構内は近鉄信貴線ホームがホーム2面1線の櫛形ホームで、ホーム有効長は21m級車両2両分となっている。

信貴山口

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西信貴鋼索線ホームも2面1線となっており、信貴線ホームの奥にL字に配置されている。

信貴山口

信貴山口

頭端式のホームを左に曲がると高安山へ向かうケーブルのホームがある。

信貴山口

改札は1ヶ所で、有人改札になっている。ICカード対応の自動改札機と自動券売機が設置されている。

信貴山口

出口は1ヶ所で、西側に出られる。付近山裾に住宅地が広がっており、駅周辺は狭い。

信貴山口

駅前には駐輪場もある信貴山口駅。登山客も多いが、駅周辺は住宅地になっており、生活路線の色合いもある。

信貴山口 乗車
年度 総  数 定  期 定期外 定期比率
2016年度 694 407 287 58.6%
2006年度 816 493 323 60.4%
対06年度比 85.0% 82.6% 88.9%  

信貴山口駅の2016年度1日あたりの乗車人員は694人で、うち定期利用者は407人となっている。定期比率は58.6%で、6割を切っているが意外に定期利用者は多い。10年前の2006年度と比較すると全体で15.0%減、定期利用者は17.4%減、定期外利用者は11.1%減となっている。

  

鉄道コム

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