上月
【姫新線では兵庫県最後の駅となる】
JR姫新線上月駅は兵庫県佐用郡佐用町にある。姫新線で近畿統括本部が管轄する最後の駅で、当駅以西は岡山支社の管轄となる。列車は概ね毎時1本の運転で、6時台のみ2本の運転となっている。新見方面へは2時間以上間隔が空くこともあり過疎ダイヤになっている。当駅を出ると岡山県に入るので県境を跨ぐ需要が少ないということもあり列車本数が減っている。
上月
上月駅は1936年(昭和11年)4月8日に国鉄姫津線佐用〜美作江見間延長により開業した。同年10月10日に姫津線が姫新線の一部となり、当駅もその所属となった。1971年(昭和46年)3月1日に無人化された。1987年(昭和62年)4月1日に国鉄分割民営化により、JR西日本の駅となった。1996年(平成8年)10月に駅舎を改築した。2005年(平成17年)10月1日に佐用町成立に伴い、所在地表示が兵庫県佐用郡佐用町上月になった。2009年(平成21年)8月10日に台風9号被害により当駅前後の区間が不通となり営業休止。8月12日よりバス代行開始。10月5日に当駅を含む佐用〜美作江見間の運転再開により営業再開。2010年(平成22年)3月13日に姫新線高速化事業完成により、姫路方面への直通列車が日中にも拡大した。
上月
駅構内は地上ホーム2面2線で、ホーム有効長は20m級車両4両分ほどある。
上月
上下ホーム間には構内踏切が設置されている。当駅折り返し列車は駅本屋がある2番線に発着している。
上月
改札は1ヵ所で無人化されている。自動改札機などの設置はなく、簡易式自動券売機が設置されているだけである。
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出口は1ヵ所で駅北側に出られる。
上月
駅に隣接してふれあいの里上月があり、特産物の直売所になっている。
上月
駅前にはロータリーがあるが、路線バスの乗り入れはない。
| 上月 | 乗車 | |||
|---|---|---|---|---|
| 年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
| 2018年度 | 38 | 28 | 10 | 73.7% |
| 2008年度 | 27 | 18 | 9 | 66.7% |
| 対08年度比 | 140.7% | 155.6% | 111.1% | |
上月駅の2018年度1日あたりの乗車人員は38人で、うち定期利用者は28人となっている。定期比率は73.7%で、定期利用者が7割以上を占めている。10年前の2008年度と比較すると全体で40.7%増、定期利用者は55.6%増、定期外利用者は11.1%増となっている。
