【駅前に庭園鐡道や保存車両がある】
三岐鉄道三岐線西藤原駅は三重県いなべ市にある。三岐鉄道三岐線の終点で、貨物列車は一駅手前の東藤原止まりのため当駅に乗り入れる列車は旅客列車のみとなっている。電車は終日毎時1~2本の運転となっている。朝夕は毎時2本、昼間は毎時1本の運転となっている。
西藤原駅は1931年(昭和6年)12月23日に開業した。1987年(昭和62年)3月に委託化された。2001年(平成13年)4月3日に大阪セメント伊吹工場で保存されていた蒸気機関車102号機がトレーラーで搬入された。2001年(平成13年)7月23日にウィステリア鉄道がオープンした。2002年(平成14年)7月に新駅舎が完成した。2015年(平成27年)3月29日にウィステリア鉄道の運行が終了した。2017年(平成29年)1月7日に庭園鉄道桑工ゆめ鉄道がオープンした。
駅構内は地上ホーム1面2線となっている。
2線のうち1線は保存車両の留置に使われているため、定期列車は1面1線を使用することになる。
改札は1ヵ所で有人改札になっている。自動改札機や自動券売機の設置はなく、切符は窓口で購入することになる。
出口は1ヵ所で駅北側に出られる。
駅前からはいなべ市コミュニティバスが発着しており、駐輪場も設置されている。
駅の東側には庭園鉄道があり、不定期だが運転も行われている。
本物の保存車両の隣に庭園鉄道のターンテーブルが設置されている。
駅舎寄りには庭園鉄道の車両の倉庫がある。
西藤原 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2018年度 | 96 | 56 | 40 | 58.0% |
2008年度 | 127 | 74 | 53 | 58.3% |
対08年度比 | 75.2% | 74.9% | 75.7% |
西藤原駅の2018年度1日あたりの乗車人員は96人で、うち定期利用者は56人となっている。定期比率は58.0%で、定期利用者が6割近くを占めている。10年前の2008年度と比較すると全体で24.8%減、定期利用者は25.1%減、定期外利用者は24.3%減となっており、いずれも20%以上減少している。