【循環線が交差するジャンクション駅】
神戸新交通ポートライナー中公園駅は神戸市中央区にある。ポートアイランド島内を循環する路線が交わる結節点で、島内と神戸空港方面行きと神戸空港方面からの三宮行き、島内循環からの三宮行きが交わっている。電車はデータイムに毎時15本の運転で、島内循環は毎時6本10分毎の運転、神戸空港方面は毎時9本で5~10分毎の運転となっている。平日朝ラッシュ時上り三宮方面行き8時台には27本が運転されている。平日夕方ラッシュ時下り18時台には21本が運転され、神戸空港行きが13本、循環が8本運転されている。
中公園駅は1981年2月5日にポートアイランド線開通とともに開業した。1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災により営業を休止し、同年5月22日に当駅から南公園~北埠頭間復旧により営業を再開した。6月5日には北埠頭から当駅までが復旧され、7月31日に三宮から当駅までの間が復旧して全線復旧となった。2004年11月22日から神戸空港への延伸に備えて新ホームへの切替が行われた。2006年2月2日に神戸空港への路線が開業し、2番線の使用を開始した。
駅構内は高架ホーム3面3線で、神戸空港方面への線路が2面2線で、島内循環から三宮へ向かう線路がホーム1面1線となっている。
島内循環から三宮へ向かう3番線は神戸空港方面へ向かう2番線と2層構造になっている。これは開業当初からこの構造で、三宮方で線路が合流するためこのような構造となっている。
神戸空港方では複線の本線を北埠頭からの循環線が跨ぐ形になっている。
ホームから改札があるコンコースへはエレベータが設置されている。
各ホームにはエスカレータも設置されている。
改札は2ヶ所で東西にある。どちらも無人化されている。
ICカード対応の自動改札機、自動精算機、自動券売機が設置されている。
出口は3ヶ所あり、東西出口ともう1ヶ所南側に出口がある。南側の出口は従来からある出口で東側の改札に隣接しており、ポートピア大通りの東側に出られる。
西口は神戸空港延伸とともに設けられた1番線側にあり、近年神戸学院大学や神戸女子大のキャンパスが西側にできているが、みなとじま駅の方が近いためあまり活気はない。
東口は西改札側から出られる出口でポートピア大通りに出られる。
中公園 | 乗車 | |||
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年度 | 総 数 | 定 期 | 定期外 | 定期比率 |
2018年度 | 3,951 | 2,608 | 1,342 | 66.0% |
2008年度 | 3,607 | 2,000 | 1,607 | 55.5% |
対08年度比 | 109.5% | 130.4% | 83.6% |
中公園駅の2018年度1日あたりの乗車人員は3,951人で、うち定期利用者は2,608人となっている。定期比率は66.0%で、定期利用者が7割弱となっている。10年前の2008年度と比較すると全体で9.5%増、定期利用者は30.4%増、定期外利用者は16.4%減となっており、定期利用者の伸びが大きい。